| ↑ カ行 ～その１～ |
冬の一大イベント。みんながみんな、色々な過ごし方をする日。
でも、一番肝心な日はその前日のクリスマス・イブ。志保も「あ～あ、イブの日、こんなクリスマスツリーの前で私に愛の証のプレゼントをくれる素敵な男がいないかなぁ」ってつぶやいたが、あかりに「それってちょっと欲張り過ぎなんじゃない？」ってかえされてしまう。
このアニメーション版は、当初一九九九年十月放映を予定していたから秋から冬の話になったそうな。諸事情で翌年の４月に延期となったから、「逆に、ビデオの発売をお話の季節に合わせようかな……ってことで、最終巻は十二月に発売することにしたんです〔チーフプロデューサーの浅賀孝郎さん〕」って。
他にも「シナリオライターの山口さんとしては、秋だと文化祭や体育祭とかいろいろイベントがあるから、エピソードが作りやすいというのもあったようです」という理由から最後が冬(クリスマス)になったそうな。この辺についてはＫＳＳのムック本を参照して～。
クリスマスシーズンになると、街のそこかしこに飾られる。悠凪市の巨大ツリーも有名だが、福岡市では福岡タワー（項目『雛山理緒 』のイラスト背景にあるタワーです)全体が毎年巨大なツリーになっている。広島なら紙屋町・基町クレド前とか。
志保たちのクリスマスパーティーでは、フロアの真ん中に飾られるツリーを岡田たちが準備することになっていた。
クリスマスをどう過ごそうかと考えていた志保は、中学の時の親友・さゆりとその彼氏に街で出会って今から予約するクリスマスパーティーに誘われたあと、この企画を思いついた。
場所は今はライブハウスになっている思い出の喫茶店。
パーティーの準備は、風邪を引いたあかりを除く、志保・浩之・雅史の三人で、一見何事もなく進められ、無事開催となった。
ちなみに出席者の衣装は来た順に次の通り。
- 浩之に誘われたマルチは第11話でプレゼントされたクリーム色のタートルネックのセーターとデニムのオーバーオールワンピース。
- 雅史に誘われ、会場に入ってきたときも雅史の声に嬉しそうに答えていた琴音はブルーのベレー帽と袖なしのワンピース、その下に白い服。
- 浩之が最後に誘った芹香先輩は可愛らしい薄紫のワンピース。
- あかりが誘っていた智子は薄ピンクのセーターに茶色のまだらのスカーフを首に巻き、ちょっとお洒落な格好で「来たでぇ！」と(笑)。
- 胸を強調したセクシーなブルーのドレスに薄ピンクのコートを着て「色気よりも食い倒れ。終わりよければすべてよし～」と現われたレミィも浩之に誘われたそうな。
- 慌てて飛び込んできた理緒ちゃんは、犬のマークの入ったオレンジ色のセーターに山吹色のカーデガン、そしてサンタの帽子(笑)。ケーキ売りのバイトから駆けつけたんだって。ちなみに最初に浩之に誘われてました。
- 白のコートを手に掛けて、紫のドレスに黒のカーデガン、首にネックレスという、ちょっと大人っぽい珍しい衣装の葵は、着馴れないからか、恥ずかしそうにしていたが、浩之が似合ってるぜって話し掛けたら嬉しそうに応えていた。この子も浩之が誘っている。
- 他、岡田たち例の三人組や、上がチャイナ服みたいな赤い衣装に茶色チェックのスカートの綾香、身体にタイトな紫色のノースリーブドレスを着たセリオもいた。坂下はいたっけ？
- 会場準備の志保は衿の黒い白セーターに黒のミニスカート、十字架の首飾り。雅史は白シャツに水色カーデガンに山吹色のズボン。
- あかりを迎えにいった浩之は白ズボンに薄山吹色のセーターに紫色の上着に青い厚めのダウンジャケット。石段前であかりがくしゃみをしたときあかりの身体にジャケットをかけてあげていた。
- 最後に登場のあかりは薄水色のセーターにピンクっぽい赤のふわっとしたスカート、橙色っぽい山吹色の分厚いコートを着て、薄ピンクの手袋を身につけパーティー会場に向かっていた。
思い出の階段の前で浩之に出会うと「メリークリスマス」と言って浩之の首に手編みのマフラーをかけていた。
福田紳吾(ギター)、松岡純也(キーボード)、稲屋 浩(サックス)、松山清彦(ギター)、富永寛之(ベース)、村山 輝(ドラム)という構成の、ちょっと渋めなセッションバンド。
『Ｔｏｈｅａｒｔカウントダウン・ライブ』などで演奏を担当し、またＰＣ・ＰＳ版『トゥハート』の曲のセッションアレンジＣＤ『ＨＥＡＲＴ ＳＥＳＳＩＯＮ』もリリース。
メンバーのうち福田紳吾・村山 輝両氏はギター、ドラムなどでリーフ作品のサウンドに参加してます(主にヴォーカル曲で)。
また、松岡純也氏は編曲の他、リーフのＰＣソフト『こみっくパーティー』ではＥＤ曲『恋わずらい』(『LEAF VOCAL COLLECTION vol.1 』にも収録)を作曲してます。
そして一九九九年十二月のコミックマーケット５７で販売されたアレンジＣＤ『蟹ＭＩＳＳＩＬＥ』では、
をアレンジ。
- 『Southern Wind (ＰＳ版での来栖川綾香テーマ曲)』
- 『Winter Vacation (ＷＨＩＴＥ ＡＬＢＵＭより)』
- 『Sunshine Forever(こみっくパーティーより)』
- 『風はいつも春一番(こみっくパーティーより)』
- 『ＷＨＩＴＥ ＡＬＢＵＭ(ＷＨＩＴＥ ＡＬＢＵＭより)』
最新の活動はリーフ新作『まじかる☆アンティーク』のＥＤ曲『歩み』(作詞：須谷尚子、作曲：下川直哉、歌：ＡＫＫＯ)の編曲及び、ピアノソロ・バージョンのピアノ演奏です。
２０００年４月２３日に開催されたリーフ企画・主催の同人誌即売会『こみっくパーティー』でもＣＯＯＬ－ＷＥＩＧＨがライブを行っていました。
リーフのＨＰにあったイベント情報によれば、
を練習していたとのことですが、『As times goes by(こみっくパーティー)』を含む歴代リーフ作品のテーマ１３曲(『Ｅログイン ００年７月号』の記事と『みつみ＆よっしーの即売会リポート』より)と、アンコールで『Brand New Heart』が流れた(雑誌『ＰＣエンジェル ００年７月号』の記事)といった情報が飛び交っていました。
- 『テクニカルパワー(トゥハート)』
- 『Winter Vacation(ホワイトアルバム)』
- 『風はいつも春一番(こみっくパーティー)』
- 『Sunshine Forever(こみっくパーティー)』
少なくとも、イベントタイトルどおり、『こみっくパーティー』の曲が中心だったみたいです。
(志保ちゃんデータベースサウンドトラックデータのページへ)
西音寺女学院二年生 身長一六一センチ
結構ファンが多いからその登場はレミィと並んで切望されていたけど、彼女メインの話はナシでした。
アクションで葵ちゃんに、お嬢様の線では姉・芹香先輩にポジション獲られちゃったのかもね(その点で言うと理緒ちゃんの話は作りやすい？)。
「憧れてるんです！ 綾香さんに」と葵ちゃんが坂下に訴え掛けた直後、「嬉しいわねぇ、私に憧れてるなんて葵、見込みあるじゃない」ってセリフとともにさっそうと綾香は登場。
葵ちゃんと坂下との勝負の時、試合開始や勝者を示したときもなんかカッコイイ。ちょっとだけなのにこの話でもっとも存在感あったかも。
クリスマスパーティーでは、上がチャイナ服みたいな赤い衣装に茶色チェックのスカート姿で、セリオと一緒に参加していた。
水上バイクのゲームで負けた志保が、浩之にどーしても勝ちたいとゲームセンターの前でカラオケ勝負に引っ張り出そうとしていたその横を、綾香らしき西音寺女学院の生徒が通り過ぎていたみたい。
彼女にはＰＣ版ではテーマ曲はありませんでしたが、ＰＳ版でシナリオが収録(復活?)したことで新たに作られています。それが『サザンウインド』(作曲：中上和英)です。
この曲はアレンジＣＤ『蟹ミサイル』にも収録。ＣＯＯＬ－ＷＥＩＧＨの松岡純也氏がアレンジしてます。
そこにある第７研究室ＨＭ課で、マルチとセリオが作られた。そこの主任が長瀬源五郎。
直通の送迎バスが下校するマルチとセリオを迎えに町まで来ている。
来栖川グループは、来栖川電工や来栖川自動車・来栖川銀行・来栖川金属・それに来栖川エレクトロニクスなど傘下に百社以上の企業がある。つまり巨大なグループらしい。
もしかして乳母車から棺桶まで、生活のすべてに来栖川製品が必ずあるとか？
三年生 身長一五九センチ オカルト研究会
経済界のプリンセス、来栖川グループ会長のお嬢様。校内でもあかりだって知っていたぐらいの有名人だけど、浩之は知らなかった(「あんた、ホントにこの学校の生徒なの？」とまで志保に言われてた)。
オカルト研究会に属し、日々黒魔術を行なっているという。文化祭も一人で看板を描いていた。確か同好会設立には五人必要だけど、他の部員は？(幽霊部員とか？)
掃除中にぶつかったのが縁で、芹香先輩は自分を誰かも知らずに普通に接してくれる浩之と知り合う。『黒魔術の体系』なる本を渡し、さらに部室へお誘いした芹香は部室で浩之を一人待っていた。来ると信じて。
あかりが芹香先輩が待っている事を教えなかったら(軽い気持ちで誘いを受けていた)浩之はホントに忘れてただろう。
体育祭では玉入れに一生懸命。でもおはじきがポコンと当たってたけど(笑)。クリスマスパーティーでは可愛らしい薄紫のワンピースドレスで参上。
ご存じのとおり、妹に綾香がいます。芹香先輩は箱入り娘のように育てられてコミュニケーション不足な性格だった。これが少しでも人と接してくれることで治ってほしいと、両親が普通の高校に通わせたのである。で、その代わりに快活な綾香がお嬢様学校である西音寺女学院に通わされていた。
ＰＣ・ＰＳ版のテーマ曲は『お嬢様はエレガント』。
ビデオ第２章の表紙は魔女の帽子を被り黒猫を抱えてる芹香先輩です。
もちろん、来栖川芹香先輩をお迎えするためのリムジン。セバス付。
『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』11曲目。
第３話冒頭の芹香先輩が儀式みたいなことをやっていたシーンに流れていた、おどろおどろしく、抑制されたような圧迫感ある曲。
年代モノで本格的な魔術書。芹香先輩とお近付きになった証でもある(笑)。
……のために芹香先輩はトカゲを探していた。浩之が諦めかけて座り込んだときに、突いた手元の所にそれはあった。
でも、その秘薬はなんだろう？
志保情報。
大げさな話に聞こえるが、芹香先輩はそれを実際にしているんだからなぁ(汗)。
正確には『KSS PERFECT COLLECTION TV ANIMATION To Heart』という。
余りに長いため、この事典では便宜上、簡略してます。
ＫＳＳより発売されたアニメーション版トゥハートのムック本。
一九九九年十月発売のvol.１は、
……といった内容になってます。
- 第１話から７話までの場面
- 雑誌に掲載されていたイラスト(描き下ろしもあり)
- 設定資料集
- 高橋ナオヒト監督と総作画監督・千羽由利子さん、チーフプロデューサー浅賀孝郎さん、浩之役の一条和矢さんと志保役の樋口智恵子さんとあかり役の川澄綾子さん、それぞれのインタビュー
- OP曲『Ｆｅｅｌｉｎｇ Ｈｅａｒｔ』とED曲『Ｙｅｌｌ』の楽譜
vol.２は当初十二月発売予定だったけど、二０００年二月に延期しちゃいました。
……といった内容のものが収録されてます。
- 第８話から第13話までの場面と映像特典の場面
- 一条さん･樋口さん･川澄さん以外の声優さんのインタビュー
- 脚本の山口 宏さんのインタビュー
- CDドラマ収録日に行われたアクアプラスの水無月 徹・高橋龍也両氏のインタビュー(アフレコを終えた声優さんの乱入や、樋口さんの撮った取材中の写真と樋口さんの足の写真がある)
- あかりの部屋や学校などの詳細な設定、映像特典用メインキャラクター設定
- 雑誌に掲載されたたくさんのイラスト
理緒ちゃんの浩之に対するしゃべり方。同学年だから普通に話せばいいんだけど、理緒ちゃんにとって浩之は憧れの人だったから……。
葵ちゃんの場合は礼儀正しい性格の表れ。
言わずと知れた『芹香先輩』のこと。
だって長女だから後継者として来栖川グループを率いることになるんだしね。
喫茶店「ＪＩＴＩＲＯＩＲ」のあった場所に、そのままの建物を使って営業しているライブハウス。
志保がクリスマスパーティーを思いついた日の公演は『ＧＡＢＯＮＤ ｂｙ Ｔｒａｎｓｔｅｒ』。十九時開演。
Ｇａｉｎとは「獲得する・儲ける・達成する・増す」と言う意味。
どっちが構ってあげていて、構われているかはっきりさせるという、しょーもない言い合いがきっかけでする羽目になった志保と浩之のゲーセン対決。
水上バイクレースゲームでの勝負は２戦とも浩之の勝利。悔しがる志保は得意のカラオケバトルを言い出し浩之を連れ出そうとする。
そこに登場したのがあかり。芹香先輩が部室で待っていることを教えようと浩之を探していたのだ。
ゲーセン前で引っ張り合いしているその横を、来栖川綾香じゃないかと思われる西音寺女学院生徒が通り過ぎてます。
コピー機も使えない、ドジばかりって感じのマルチに立った悪い噂。
でも、それは仕方ないんじゃないか？ マルチは少しずつ経験して憶えていく学習型ロボットなんだからさ。
「結婚して、家庭の主婦になったとしたら、やっぱりメイドロボって欲しいか？」
って浩之はあかりに尋ねるんだけど、いきなり「もし結婚して」なんて聞かれたら驚くに決まってます！
あかりは一瞬戸惑ったけど、「そうだなぁ。あまり欲しくないかも」って答えていた。「自分のやること取られちゃいそうだし、一緒にいて、あまり楽しくないかなぁって」わけで。
でも続けてあかりは
「でもね、マルチちゃんみたいな子ならいて欲しいな。一緒に泣いたり笑ったりして、妹とか仲のいいお友達みたいに」
って、卒業していったマルチのことを話していた。
浩之も「そうだよなぁ」ってあかりの意見を受けとめた。
理緒ちゃんにまとわりついた、浩之の近所で飼われている犬のこと。
庭に放し飼いしてたのか、散歩中逃げだしたのか？
浩之とのことで物思いに耽る志保。そのことをレミィは指摘するが、志保が否定するもんだから、さらに「あ、もしかして恋する乙女になったぁ？」と突っ込んでくる。「まさかぁ」と志保は返すが、レミィはどんどん突っ込んでいた。
レミィの言葉は、買い出しデートという、浩之との一時のアバンチュールに志保を走らせた。
『ガンダム08小隊』のノリス・パッカード大佐のセリフみたい(笑)。
ちなみに『０８小隊』のヒロイン『アイナ』の声は、『トゥハート』第１１話に出てくる少女の母親を受け持っていた井上喜久子さんです。
月日の過ぎることの非常に早い例え。
チカンを見つけたら素早く射抜くことをレミィは宣言してるみたい。でも、それってかなりヤバイよ～(汗)。
絶好のチャンスは逃すな!! ってこと。
弓道部や水泳部を覗いた犯人は弓を持ったレミィに気をつけましょう。
そう、芹香先輩にとってはこれが最後の体育祭。フォークダンスの時、「……でも、最後にすてきな思い出が出来ました……」って浩之に話しかけてました。
たぶんそこでは調理されたものもあるんだと思うけど、主にパンなんかが売られている。毎日昼が戦場化(笑)。浩之と雅史はこれを避けるためにいつもチャイムダッシュしているが、混んでいるときは思いっ切り飛び込んでパン掴んで、おばちゃんに金を払ってます。マルチにとっては厳しいよなぁ。
体育祭の時、購買部はジュースなどを販売していて、ハッピを着たいがためにレミィは売り子をしていた。
そうそう、浩之が葵ちゃんに格闘技同好会に勧誘されたのも購買部へ行った帰りだったよな。
文化祭の準備をひと通り終えたあと、「うちの喫茶店の記念すべき１杯目、ゆっくり味わおうぜ」って言いながらテーブルに浩之が置いていたコーヒー。しかし智子に「飲まれへん」と言われてしまう(汗)。
でも智子は「砂糖とクリームがないと飲まれへん」かっただけ(笑)。浩之は「委員長のイメージからして絶対ブラックだと思ったんで」って。
……市販のコーヒーは甘過ぎるけど、智子の口には合うのかも。
ちなみにカフェオレはミルク入りコーヒーです。浩之の好物。
その道に長じた人でも、時には失敗をする例え「弘法にも筆の誤り」と、道具ばかりに頼らないという「弘法筆を選ばず」をレミィがごちゃ混ぜにしたもの。
美術の授業で志保の意外な美的才能(？)を誉めるつもりでレミィは言ったんだろうけど、なんか全然的外れ～(汗)。志保と二人して散々騒いだ挙げ句、美術の先生に怒られていた。
第５話『青い空の下で』の仮のタイトル。もうすでに体育祭のクライマックスシーンは決まっていたみたい。
「浩之ちゃんのこと好き？」
風邪のお見舞いに訪れていた志保に、あかりはそう尋ねた。
一瞬の間。
志保は「いきなりなによぉ？ そんなことあるわけないでしょ」って笑って応える。
「私は好きだよ、浩之ちゃんのこと」
あかりの告白に少し驚く志保。
でも、「いまさら言うことでもないけどあかりの口からそう聞いたのは今日が初めてよね」って平然を装う。
「口にして言わなかったのは、なんだかずるい気がしたから……。だって志保、私に遠慮しちゃうでしょ。でも、口に出して言わないのってなんだかズルイ気がしてきたの」
間を置いてあかりは志保に訴え掛ける、
「私はちゃんと言ったよ。だから志保もちゃんと言ってほしい」と。
あかりの浩之に対する気持ちの大きさ。
「あたしはぁ……」と一瞬戸惑うが、ちらっとその背後にある写真を目にした志保は、あかりの気持ちを受けとめて「あんなやつ全然好きでも何でもないわよ」って応えた。
……こんな関係が許されるのも、女の子同士の秘密という友情だからです。
台詞ナシのシーンでよく流れたⅠ(７曲目)、弦を弾いて奏でられるⅡ(15曲目)、ピアノとヴァイオリンのⅢ(２８曲目)の３種類が『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』に収録。また、32曲目の『ボーナストラック』のメドレー２曲目にも流れてますね。
文化祭のクラスの出しものの準備でまた委員長と例の三人組が揉めることに。そして主導権を取られた委員長はその尻拭いまで責任を果たそうとする。
さすがにいたたまれなくなった浩之とあかりは、担任に二時間だけ時間をもらっていいんちょを手伝ってあげることに。
「憧れていたから」というあかりの言葉に、素直に自分のことを話す智子。
「ここは自分の居場所やない」そう言う智子にあかりは「ちゃんとここにあるよ」と訴え掛けていた。
このお話の仮タイトルは『文化祭編』(仮題)。
第12話冒頭、クリスマスセールスで賑わう町を歩くあかりと志保は期末試験の後に控えている楽しみに気分を浮つかせていた(特に志保が)。
さてさて、何人の人がこの時の服装を「私服」って思ったでしょう？
実は着ていたコートは制服の上に羽織るタイプのコートなのです。襟の中のマフラーと共に学校指定。
上半身は暖かそうだけど、スカートがミニってのは……。別にいいけど肌寒そうだ。
ちなみに志保はマフラーを中に巻いてないです。
謎の超能力少女、一年生の姫川琴音ちゃんのことです。
高級住宅地にっぽい所に建てられている、これまた高級そうな琴音ちゃんのお家。調度品もアンティーク。
あかりは「志保情報」を頼りに琴音の家を探していたんだけど、近所の人に聞いてなんとかたどり着く事が出来た。
琴音ちゃんってお嬢さま？ と思う反面、こんな館で一人で過ごすのは寂しいなって思ったりする。
でも、もう一人ぼっちじゃないんだよね、琴音ちゃんは。子ネコもいるし、それに……
この子には影響が及ばないだろうと思って、公園で琴音ちゃんが餌を与えていた子ネコ。
しかし、琴音の元から去った直後、子ネコは車と接触してしまう。
子ネコの怪我は幸い、思ったほどではなく、動物病院で見てもらったところ、
「それほどひどいケガじゃないみたいで、少し入院すれば大丈夫みたいなんだけど（雅史）」
だそうだ。
琴音の館の窓から恐る恐る外にいるあかりを見つめていた琴音ちゃんを見つけ出して、二階にあるその窓の下まで駆け上がったり、雅史の練習試合に琴音ちゃんを導いたりとちっちゃな活躍を見せるこの子は、（接触事故を予知したのに何もできず、責任を感じてケガの治療費を全部動物病院に支払ったりしていた）琴音ちゃんに飼われる事となった。
ちなみにその声は堀江由衣さんです。
『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』27曲目。
弦楽器のみで奏でられるこの曲は、『想いの強さが力になる』『好きと言えない、いとしさ』『ひとり、夜に思う』のアレンジみたい。
『ボーナストラック』冒頭の曲も。
落ち葉だって何だって、必ずどこかに存在意義があるはず。
だから役立たないものなんか「ひとつもないはずだよ」な。
マルチは使いなれないコピー機を前に、どう扱っていいか困っていた。
後ろで並んで待っていた智子が見るに見かねて「こうしたらええんとちゃうん？」って感じで扱い方を教えるが、マルチは実行するよりも先に智子に深々と頭を下げてお礼していた（笑）。
２０００年４月２３日、東京ビッグサイト(！)でホントに開催されました同人誌即売会『こみっくパーティー』。
当日は予想をはるかに上回る３万人が集い(「混みパ！」：モデルグラフィックス００年７月号でさわたりけんじ氏、「まるで男風呂ッ」：Ｅログイン００年７月号でみつみ美里さん）、午前１０時に開場したにもかかわらず午後２時になっても入場者の列が絶えなかったという。
会場内では数多くのサークルが参加し、リーフものの同人誌だけでなくフィギュアなども展示即売されてました。コスプレとかした人も多数。
主催者であるリーフも、『こみっくパーティー』のヒロインのメッセージを会場案内に混ぜて放送とリップサービス。
お昼過ぎからはＣＯＯＬ－ＷＥＩＧＨのライブが始まり、ＯＰ曲『As times goes by』などＰＣソフト『こみっくパーティー』の曲を中心に歴代リーフ作品のテーマ１３曲(『Ｅログイン ００年７月号』の記事と『みつみ＆よっしーの即売会リポート』より)が演奏され、、アンコールで『Ｂｒａｎｄ Ｎｅｗ Ｈｅａｒｔ』が流れた(ＰＣエンジェル ００年７月号の記事)そうです。
イベント名誉会長である「牧村 南」嬢のお言葉で閉会となる直前、リーフ(伊丹開発室)の下川直哉専務とリーフ(東京開発室)の鷲見 努氏(別名：ｃｈａｒｍ。ＰＣ『こみっくパーティー』チーフディレクター)、新作『まじかる☆アンティーク』開発スタッフなど、リーフスタッフがステージに登場し(みつみ嬢は３時半に召集を受けたと証言)、インタビュー。形を変えて『こみっくパーティー』のようなイベントを企画していくと発表してました。
……と、それだけに止まらず、アクアプラス名義で『こみっくパーティー』をドリームキャスト(！)に移植すると発表してました。
入場チケットの代わりとなる「こみパ」スタッフの格好をした高瀬瑞希が表紙(画：みつみ美里)の『カタログ』は４月１日に発売。「入場券」兼｢参加サークル案内」……だけでなく！ マルチ(画：甘露樹)、智子(画：水無月 徹)、観月マナ(画：河田 優)の描き下ろしＢ４ポスターや著名人のイラスト・マンガも収録！ えらく豪華や。
『トゥハート』のアニメ版と関連したのはあったのかって以前に、多分ＰＣ・ＰＳ版とかとミックス状態になってしまったかも。リーフやスタッフ個人サークルの参加だけでなく企業参加もなしだったから、ＫＳＳは直接参加していないみたいだし。
『猪名川でいこう!! Leaf Amusement CD』(ＰＣソフト)に収録のミニゲームのひとつ『三大オタク こみパ最大の決戦』のこと。
ストーリーは後からつけたに等しいドタバタ活劇もとい、四択クイズゲームです。
選ばれしおたく戦士・千堂和己
(というか、『腹白い姉妹』主催さまに選ばれたと言い出した友人・九品仏大志に｢最強のおたく戦士｣に改造されてます。本人はすご～く嫌がっているが、腐れ縁の瑞希とかにまで選ばれてしまう)
は、同人作家を次々に誘拐して、即売会イベント『ぱるこみ』を支配下に置こうとする暗黒サークル『腹白きい姉妹』の正体を追って市中～こみっくパーティー会場を『すごろく(全７ステージ)』で駆け抜ける。
「『腹白い姉妹』というのは、ぱるこみ会場に集まった天候すら左右する強大なおたくエネルギーを狙う暗黒サークルですよ。最終目的はおたくエネルギーで．世界制服ですって。そう、ぱるこみカタログのサークル紹介にもかいてあります、ほら☆」
(ぱるこみ準備らぶらぶ会 館内責任者：牧村☆南)
その果てにある「真実」とはっ!!(えっ？)
出題される問題は……『リーフ(アクアプラス)』全般!! 及びＣＧ・画材・印刷といった「かなり」特殊な出題も。一番特殊なのはリーフ・スタッフ個人に関する出題なんですけどね(笑)。
イントロクイズや、間違い探し、イラストからのモノ当てなど、出題方法は実に多彩です。
出題の中には当然！ アニメーション版『トゥハート』に関するものもありました。
主な出題はですが、その他にも
- 声優当て(葵・あかり・岡田・琴音・坂下・セバスチャン・セリオ・芹香・浩之・雅史・マルチ・理緒・レミィ等)
- サブタイトル当て(第１・２・３・４・５・６・７・１０話を確認)
- イントロ当て(葵・琴音・志保・智子・レミィのテーマ曲を確認)
など、まだまだかなりあるみたいです。
- アニメを製作した『ＯＬＭ』についてや、監督、総作画監督当て
- キッズパークやレミィの弓道部、サテライトサービス、琴音の家族構成・出身地域及び出身地、浩之の趣味、総合格闘技の大会名、琴音の能力、子ネコ(堀江由衣)、志保と浩之の水上バイクゲームでの勝負、第七研究所、源太郎、智子の方言、ＰＣ・ＰＳ版のレミィのリボンの色、
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