| ↑ カ行 ～その２～ |
～ サ行 ～
芹香先輩の妹・綾香の通うお嬢様学校であり、来栖川エレクトロニクスの開発したセリオのデータ収集と最終テストの場でもある。
「卒業生を見送るのが在校生の役目」
きっとあかりが言い出したんだろう。浩之たち四人はテスト期間を終えたマルチに卒業証書を手渡し、バス停まで見送ってあげた。
多分、もうマルチとは会わないだろうなって感じながら。
マルチのデータはマルチの妹たちに生かされるが、マルチの身体の中にはもうこのマルチという心が宿らない。
確かにそう決まっていたはずだった。しかし、しばらくしてテストのために学校に来た新しいメイドロボは……。
二年生。空手部でナンバーワンの実力派。葵ちゃんの空手道場での先輩で、葵ちゃんを可愛がっていたそう。
葵ちゃんとあかり・浩之・志保がマーベルバーガーに行ったとき、志保は「頑固そうだもんね」ってこぼしてた。
綾香のエクストリーム転向を快く思わない坂下は、葵ちゃんを空手部に引き戻そうとエクストリームでの勝負に臨む。しかし実際打ち合ってみたとき、トレーニングで伸びていた葵ちゃんの実力に驚くこととなった。そして全力で葵ちゃんを打ち負かした坂下は、葵ちゃんのエクストリームを認めたのである。
ＰＣ・ＰＳ版の原作では二年Ｄ組、理緒ちゃんと同級生。
戦場と化す昼の購買部では、チャイムダッシュで先に買いに来たヤツの方が有利。だから、後ろで声を出して注文しても全然ダメ。力ずくで奪い取らないとね。
そんな場所に挑まないと行けないとは、マルチにパシリをさせたクラスメイトもひどい。
言わずと知れた雅史の所属する学校のクラブ。今年の秋季大会の本命のひとつなんだそうな。
説明に戸惑っているマルチの代わりにセリオが応える。
それによると、
「人工衛星を利用して。来栖川エレクトロニクスのホストコンピューターから、瞬時にデータを受け取るシステムです」
とのこと。
「ホストコンピューターには人間が社会生活を送る上で活用できる、膨大なデータが保存されています。例えば様々な言語の解析、世界中の街のナビゲーション、数千種類に及ぶ料理のレシピの作成などあらゆることが検索可能です」
って付け加えてます。
宇宙からの電波を受信してるというわけ。
練習試合中のグランドを立ち去ろうとした瞬間、琴音ちゃんは「好きな人」雅史の不幸を予知してしまった。相手選手が後ろから突っ込んで雅史の足に絡み、雅史がそのまま倒れてしまう予知を。
琴音ちゃんが振り返りこう叫んだ瞬間、雅史は後ろから迫る相手の足を避け、そのまま決勝のシュートを放った!!
そう、初めて「不幸の予知」を回避することが出来たのです。
二年Ｂ組 身長一七〇センチ サッカー部(フォワード)
志保に次いで二番目に多く登場の雅史。とは言ってもチャイムダッシュで浩之とパンを買ってきたり、チャイルディッシュ・アン・アワーのチケットを二枚だけもらってきたりとチョイ役ばかり。
そんな雅史の見せ場は第７話、雅史に思いを寄せる琴音のお話。
秋季大会に向けてサッカーの練習に励む雅史を見つめる視線。そんな琴音のことに気付いたあかりは琴音を練習試合に誘う。
雅史のいるサッカー部と並んで今年の秋季大会の本命と言われる学校との試合、苦戦する雅史。なんとか相手ゴール前まで近付いたその時、応援席から
「佐藤さん、後ろ～!!」
という声を耳にする。振り返ると相手選手がスライディングをしてきていた。間一髪これを避け、打ち込んだシュートは決勝点となった。
あの声の主は琴音だったのだ。
多分、この時から雅史と琴音は親しくなったんじゃないかな。クリスマスパーティーで雅史に呼ばれた時、琴音は本当に嬉しそうだったし。お付き合いしてるか否かは、本人の自覚次第って事で(汗)。
第８話、中間試験の勉強会の日、家の用事で急に行けなくなったと、勉強会をするあかりの家に電話をしていた。まぁ、別に二人に気を遣ったわけじゃないでしょ(志保が風邪って知らないはずだし)。
ＫＳＳのムック本vol.２の声優さんインタビューでは、堀江由衣さん・笠原留美さん・氷上恭子さん(！)の支持を集めてました。女の子に大人気です。きっと学校での女の子からの人気も高いはず。
志保の中学時代の女友達の一人。
『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』20曲目。
ＯＰ曲～ＣＭのあと、話のメインタイトルとともに流れる曲です。
志保の中学時代の女友達で、今は別の高校に通っている。
中学校の時のＡ組にいた今井くんが彼氏。二人してクリスマスパーティーの予約をしに街に出掛けていた。
ちなみに志保より少しだけ背が低い設定だそうな。
浩之と理緒ちゃんのデートを目撃したもんだから、仲がいい感じだし、ひょっとして……と志保は思ったんだろう。
それにしても浩之のことを振り切れた理緒ちゃんは何故そこまで前向きになれるんだろう(羨ましい)。
岡田・吉井・松本の例の三人組のこと。
いつもつるんでいて、委員長・智子と対立。それに文化祭の準備やクリスマスパーティーのクリスマスツリーといった目立つ仕事には熱心だけど、準備係みたいな地味目な役には消極的。
『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』30曲目。
曲名のとおり次回予告の時に流れる『Ｆｅｅｌｉｎｇ Ｈｅａｒｔ』のショートカットヴァージョンで、
｢あなたと会ったあの日から ～ Forever Youre My Only Feeling Heart｣
という歌詞の部分が流れてます。
中学一年の時の文化祭の打ち上げ場所となった喫茶店で、文化祭がきっかけであかりと親しくなった志保が浩之や雅史と初めて出会った場所(但し浩之はその前に出会っていた)。
現在はライブハウス『Ｇａｉｎ』に替わっている。志保はその前に立ち止まって、クリスマスパーティーをここで開くことを思いついた。
体育館で考え事をしていた志保にバスケットボール直撃!!
「ボケッとし過ぎなんじゃねぇかぁ」って言う浩之に志保は「大したことないわよ」って風に応えるが、浩之はボールの当たった志保の頬に強引に顔を近付けて「腫れてんじゃねぇか」っと心配する。
「僕、湿布薬持ってるよ」って、すぐに雅史が取りに走っていった。
う～ん、雅史って準備がいいねぇ。さすがケガのしやすいサッカー部のエースストライカーってことかぁ。
「高校に上がるとき、親が離婚したんや。ショックやった……。自分が信じてたものがいきなりなくなってしまう。どう考えたらええのんか分からんかった。それが理由かどうか分からへんけど、母親についてこっちへ来ても、何か居心地悪うて……。自分やないみたいやった……。そやから、こう思うことにしたんや、ここは自分の居場所やないって」
「そんな(悲しい)こと言うなよ」って、そばで聞いていた浩之はきっとこう言いたかったと思う。その時、
「そんなことないと思う。今、保科さんはクラスのために一所懸命がんばってるもの。保科さんの居場所はちゃんとここにあるよ」
委員長にあこがれていたからこそ、あかりはそう言い切ったのです。
自称校内一の情報通とでも言っていそうなくらい(いや、言ってるな)噂や事件にうるさい、「歩く電光掲示板」「制服を着た東○ポ」、長岡志保のこと。
それを頼りにあかりは琴音ちゃんの家を探したんだけど、結局近所の人に聞いて探し出していた。
志保のカラオケリサイタル(笑)のこと。
「オールナイトでも全然足りないぐらいなんだからぁ」ってあかりとの電話で話す志保は「楽しいことは、いくらやっても楽しいだけじゃん」なんて言いながら「疲れちゃったから切るねっ」て(汗)。
浩之にとっては耳栓を用意したくなるくらい迷惑な存在。
どんな情報でも真っ先に仕入れ、詳しく発表する(但し、ガセネタも多い)志保ちゃん情報。琴音ちゃんのことについても一応調べてあかりに伝えている。
でも第１０話のこの日は間が悪かった。なんたって志保が実際に会うよりも前に浩之がマルチと出会っていたんだから。
志保ちゃんデータベースには他にも、地味めな理緒のことや芹香先輩の趣味や空手部ナンバーワンの坂下、琴音の秘密や家の場所、それから他校のはずの綾香のことなど、幅広い情報があるらしい。
風邪でダウンしたときも、「天使のようなあたし」とか言いながら執拗に勉強会をしているあかりと浩之の所に中間試験情報を流していた。どうやら志保は志保ちゃんネットワークから集めた情報で試験を乗り切っているみたい。
ちなみに新しいメイドロボットについては「朝一番のスペシャル志保ちゃん情報」にヴォリュームアップしている。
この学校の生徒全員分が入っているらしいデータベース。ただし、肝心な情報は「そんなの情報じゃねぇよ」と浩之に一喝されている。
まあ、「地味めな子」「つまり、どこんでもいる目立たない子ってことよ～」っていう雛山理緒ちゃんについての情報は、浩之にとってはそうかもしれないけど、意外と的確だったりする。
この事典のサブタイトルでもあるけど、お陰で内容の精度の低さが露呈してます(涙)。
やっぱり出てきた(笑)。
今度の中間試験の世界史では「モンゴル帝国の成立と分立の辺りが出るらしいんだってさ～」とかネットワークを使って情報を集めていた。
他にも数学なんかの情報をあかりの家で勉強会をしているあかりと浩之に伝えようとしていたが、風邪引いてるんだから寝てろと一括されてしまう(汗)。
ま、明日になればいつも通りになってるからそん時に聞いてやろうって浩之は言っていたけど。
「カラオケ歌合戦とか清純派美少女コンテストとかあれば、志保ちゃんパワーでトップ独走なのに」っていう志保に、浩之は「世界中探してもそんな体育祭はないと思うぞ」って突っ込んでた。
カラオケは置いとくとして(笑)、美少女コンテストなんて、志保は数多くいるライバルに勝てるおつもり？ それも清純派として。
体育祭の昼休み、あかりと浩之・雅史の三人はあかりの作ってきた豪華な弁当を中庭かどこかで食べていた。その時に浩之が食べ物を体育着にこぼしているのに気付いたあかりは「シミになっちゃうよ」と汚れを拭き取ろうとしていた。
あかり役の川澄綾子さんは「私だったら『シミぐらい付けとけ』って感じですけど(笑)」ってコメントを残してる。
また、ＫＳＳのムック本収録の声優さんたちのトークでも、この物議を醸したシーンが話題になっていた。
「テストの時すごいセリフ言っちゃったの(笑)。『あ、だめ。そこ駄目』って(一同爆笑)〔一条さん〕」「狙ってんのか、あかり、みたいな(笑)。そんな話をしているんですよ、テストの時に(笑)。夢を壊すような〔川澄さん〕」
志保ちゃんデータベースから検索した、雛山理緒ちゃんに関する情報。
確かに、普通だったら「女子生徒Ａ」と呼ばれそうなくらい「目立たない子」だよなぁ、あの突き出た触角前髪さえなければ(笑)。
風邪を引いたあかりのお見舞いで志保が持ってきたもの。アイスかなって思ったけど、多分シャーベット。熱っぽいときや寒い冬には以外と冷たいものがおいしいです。ロシア人も厳寒の冬に大好物のアイスを食べてるそうだし。
……声優さんたちはＫＳＳのムック本で「ゼリー」って言ってるけど、どうなんだろう？
これって以前志保が風邪を引いたときにあかりが持ってきてくれたお手製プリンのお礼？
あかりの部屋ベット脇の棚にある、家庭用プールで遊ぶ幼い頃のあかりと浩之の写真。
浩之は勉強会で久しぶりにあかりの部屋にあがった際、クマの人形を取ろうとして、これが収めてある写真立てを倒してしまう。「おまえまだもってんのか？」って浩之は呆れているけど、この写真はあかりにとっては大切な一枚。
他にも幼稚園の頃からの写真を色々と持っていて、あかりは撮った時の事を全部憶えている。
また、あかりの志保への告白の後、「私はちゃんと言ったよ。だから、志保もちゃんと言ってほしい」とあかりに言われた志保は、この写真をチラッと見てから、「あんな奴全然好きでもなんでもないわよ」と言い残していた。
志保の部屋には「カラオケクイーン」とか書かれてある仲良し四人組の写真とか色々と壁に貼り付けられている。
冬の全国高校サッカー大会の地区予選を兼ねている重要な大会(じゃない？)。
「この冬休みに少しでも構わないので、自分の将来についての考えを整理してみるのも大切なことだと思います」
って校長は言うけど、冬休みと言わずに、ちょっとした時にでも少しだけ考えていくことでもいいと思う。一気に大きなことを考えようとするのもキツイからネ。
チャイルディッシュ・アン・アワーの野外ライブの日の放課後、あかりは週番の引継ぎをしなければいけなかった。その間、志保はライブのチケット二枚をどうするかを聞こうと浩之を探していた(同じ頃、浩之も志保を探している)。
引き継ぎ会のある教室に向かう途中、二階廊下から下を歩く浩之を見つけたあかりは急いで階段を駆け下りおうとするが、階段口で智子とぶつかってしまう。智子の運んでいた物を拾い集めているうちに、あかりは浩之を見失っていた。
勉強家の智子が放課後に通うところ。
ある日、たまたまあかりと浩之は塾から家に帰るところの智子と出会っていた。
岡田と吉井と松本の例の三人組が担当なんだけど、サボッてます(困)。その分が委員長の負担に。
でも、浩之が代わって荷物運びを引き受けていた。
荷物を運んだ先には運営委員をしている葵ちゃんがいました。
「体を動かすことが好きですから。それに運動にもなりますし」という葵ちゃんのお言葉は、確かに例の三人組にも聞かせてやりたいネ。
マルチとあかり・浩之で街に出掛けた時、レストランから出てきた三人の目の前に走ってきて転けてしまった女の子。
マルチお姉ちゃんが「痛くないですよ」と優しく擦ってあげたから、その子はすぐに元気になった。
「ヒロインが遅刻しそうになったときに、学校の廊下で誰かにぶつかって、それで……」っていう展開なんだそうな。
確かにあの二度目の出会いの時なんてそんな感じだったもんなぁ、理緒ちゃんとは。
エクストリーム、そして格闘技同好会を認めるかを賭けて、葵と坂下は体育館でエクストリーム・ルールで試合をすることとなった(綾香がこれを提案)。
『特報 空手ＶＳエクストリーム』という告知ポスターをあかりと志保は学校に貼ったりしていたから、たくさんの生徒が観戦していた。
なお、浩之と志保との勝負はゲーセン勝負です(苦笑)。
弟の誕生日プレゼント代を稼ぐために、理緒ちゃんは早朝から新聞を配ってます。
ある朝、新聞配達の途中で理緒ちゃんは犬(玄太郎)にまとわりつかれ払い除けようとするうちにバランスを崩して尻餅を突いちゃいました。その一部始終を浩之が見ていたことに気付いた理緒は、その場を慌てて走り去っていた。
短パンにパーカーという「リーフファイト97」(ＰＣソフト『初音のないしょ!!』に収録)のまんまの格好って、なんとも元気な理緒ちゃんらしい。この時期はまだ暖かいのかな？
替えがないとか(クリスマスパーティーに冬服を着てたし、デートでもお洒落してたから、それはないでしょう)。
「あかり苦手でしょ、数学」って風邪の志保が心配して(他の心配事もあるし)電話を掛けてくるぐらい、あかりは数学が苦手そう。
「他はばっちしなのにどーして数学だけはにがてなんだぁ？」と言った浩之はあかりに問題の解き方を教えていた。やっぱり浩之って偉いのかもしれない。
この日だけでは理解し切れなかったあかりは、次の日にも学校で浩之に見てもらうことになった。
『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』に、抑制感とある感じのⅠ(10曲目)、ポロロンともの悲しい弦楽器とフルートのⅡ(14曲目)竪琴の奏でられる緩やかな抑制感のⅢ(29曲目)とピアノヴァージョン(19曲目)の４ヴァージョン収録。
といっても、『想いの強さが力になる』『ひとり、夜に思う』『この気持ち、届けたい』『ボーナストラック(冒頭)』の別ヴァージョンな気がしますけど。
すごく歯が浮くような、あかりとフォークダンスを踊ってるシーンで浩之の言ったセリフ。
でも、ちょっとしたことであかりの次のセリフを予想できるとは、確かに幼なじみとしての付き合いが長いはずだ(それともジョセフの「相手のセリフの先読み」？)。
『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』にはⅠ(24曲目)とピアノ旋律のⅡ(12曲目)が収録。
って機械的に言われるんなら、単なるお世辞だろうけど、「はい、とっても素敵です」って満面の笑顔で言われたら、こっちも嬉しくなるに決まってるよ。
やっぱりマルチは人間らしい子だよね。
加湿機の替わりにあかりの部屋に置かれていたストーブ。
上に置かれたヤカンの湯気で、風邪の身体に余りよくない乾燥を防いでいる。
うなぎの蒲焼き、そうめん、冷奴、スイカという、夏バテ知らずのスタミナメニューだそうな。
これをこなしたレミィは夏休み明けで身体を怠くしている浩之と違い、スタミナ満点。
いわゆる気合いと根性(最近はそれ以外の要素も多いけど)であらゆる強敵を打ち負かしていく、スポーツものマンガ。
あまりこの手のは読んでいないんだけど、『め組の大吾』を描いた曽田正人さんの作品『シャカリキ』はいいぞー!! さあ、これを一気に読んで自転車で山を駆け昇ろーッ!!
レミィのテーマ曲。その頭部分が軽快なＣＭスポット曲に。『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』の21曲目『intermission』に収録されてます。
ＣＯＯＬ－ＷＥＩＧＨセッションアレンジＣＤ『ＨＥＡＲＴ ＳＥＳＳＩＯＮ』にも収録。
学校生活における定期的なイベントのひとつ。
第１話では早くもこれを巡って委員長と例の三人組が対立。
どこでもそうだが廊下側と窓際は、もっとも風通しがいいので後の席と並んで人気が高い。それに壁にもたれることも出来るし、コンクリの柱は冷たいし。一番後ろの廊下側は「メチャ高、ゲキ高、バカ高」な人気ポイント。
もっとも嫌がられる席は一番前の列。隅だと黒板が見えにくく、真ん中だと先生の目の前という。
ＫＳＳのムック本にある、チーフプロデューサー浅賀孝郎さんにの話によると、「まだ声優さんが第１話のシナリオを読んでいなかった時期に、川澄さんと堀江さんに『第１話は席替えの話なんですよ』と話したら『そんな可愛いお話なんですか』って返って来たんです」とのこと。
文化祭の「体育館のメインイベント」って志保は言ってる。
「学校一のカラオケ大王が誰なのかはっきりするいい機会だしね～」って自分をこの文化祭でもアピールしときたいみたい。
っていうか「熱唱」なら解るけど「絶叫」って一体……。
浩之が耳栓を用意したくなるのも解る気がする。
原作では最強ジジイとして影で君臨していたセバスチャンこと長瀬源四郎。
でもアニメーション版では芹香お嬢様に忠実な執事に徹している。ちょっと存在感が薄いなぁ。せめて「喝ッ!!」ぐらい出してもねぇ。
マルチを開発した長瀬源五郎・開発主任はセバスチャンの息子である。息子の方が存在感あった。
原作から察するに、戦後、ストリートファイトの日々を過ごしたところを芹香先輩の祖父に拾われたとある事から推定６０歳以上。少なくとも存在が明らかになっている『長瀬一族』の中では年長者である。
クリスマスと二学期末を目の前にして風邪で体調を崩してしまったあかり。志保はゼリーを持ってあかりを見舞いにいった。しかし……そこであかりは志保に浩之のことを告白する。あかりは、志保が浩之が好きだってことに気付いていたのだった。
志保役の樋口さんはＫＳＳのムック本のトークの中で「私はあの時に志保が差し入れにいったゼリーが美味しそうだった」「『冷たくって美味しい』って言うセリフが、また美味しそうで」「それ以来、私もお見舞いの時にはゼリーを持っていこうかなって思うようになりました(笑)」なんて言ってました。「美味しそうだ」ってことに一条さんは「そういうところを見てるかぁ～」って笑っていた。
……って志保の持ってきたアレ、シャーベットじゃないん？
ＨＭＸ－13型試作メイドロボット。学習型のマルチと違い、サテライトシステムを内蔵した機能優先な高性能ロボで、綾香と同じ西音寺女学院でデータ収集と最終テストを行なっている。
背丈は志保と同じだとＫＳＳのムック本の設定資料にはあるけど、同じムック本記事では身長一六三センチって書いてある。
クリスマスパーティーではノースリーブのドレスで綾香と一緒に出席していた。
アニメーション版では、セリオは主にマルチとの比較と言う位置付けでしかあまり活躍していません(そもそも、その誕生自体がマルチとの比較対象でしたし)。そしてアニメ版の原作であるプレイステーション版でも……。
と、落胆するのはまだ早いいいいぃぃぃぃ!!(ビシッ)
そう、『ＴｏＨｅａｒｔ』１１番目の物語が在ったのです。そのヒロインこそ、セリオなんですよ！
マルチが去った後、セリオと仲間達の体験する感動のストーリーです(マジです)。
ドラマＣＤスペシャル『Ｐｉｅｃｅ Ｏｆ Ｈｅａｒｔ』
『来栖川芹香』先輩のこと。
「先輩」なる尊称は必ず付けましょう。でも、構えた感じじゃなく、自然にね。
『来栖川芹香』先輩のこと。
また、葵ちゃんは『坂下先輩』や『藤田(浩之)先輩』、『神岸先輩』と呼んでます。
ちなみに自分は「先輩」属性だと九八年末に気付きました(汗)。だって後輩の子に呼ばれたら嬉しいに決まってるやん(恥)。でも彼氏持ちでしたけど。その彼氏は自分からみると先輩にあたる人で、合宿前夜に部室前でテント張って酒飲んで風邪引いたから班長交替となったこともあったけど(その班に自分がいた)、面白い、いい先輩でした(いいんかいな、暴露っちゃっても)。
マルチはお掃除が大好きで、最後の日まで学校中をきれいにしていた。
「掃除は気合いが肝心だ」そうな。と言っても浩之の気合いって「うりゃぁぁぁ～～～～～!!」なんかい？
「一年Ｅ組、ＨＭＸ－12、マルチ。あなたは本学校における二週間のテスト期間を無事終えたことをここに証明する」
って卒業していったはずなんだけど……、しばらくしてまた学校に来ることになった新しいメイドロボットは、あのマルチだった(落第しちゃって)。
『ＴｏＨｅａｒｔ アニメーション・サウンドトラック』17曲目。ハープの音が寂しげな、静かな曲。
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