※( )のアルファベットは参加サイトさまの掲げられた重大ニュースのリスト紹介の各サイト様に振っているもの同様のものです。 集計作業の為に用いてます。
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◎2009年のエロゲニュース集計結果
(1/14未明 最終集計)
- 第1位【13サイト】 エロゲ規制問題に端を発した色々な出来事
《13サイト：oabcdefghikLm》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
規制問題(全般)：(9)oabcdfghi
陵辱系ゲームソフト製造販売の規制・禁止・メーカー解散・タイトル変更：(6)oacekm
児ポ法・法規制問題：(6)deghiL 海外からのバッシングなど：(5)oabeL
(m)凌辱類遊戲規制問題
(L)エロゲ規制問題に端を発した色々な出来事
(K)「凌辱系」ゲーム、製造・販売禁止
(i)徐々に後退、衰退していくのかエロゲ業界と周辺
(h)児ポ法問題とそれに関連する規制のあれやこれや
(g)児ポ法などの規制問題
(f)規制云々の事
(e)着実に進む法規制と性暴力ゲームへの自主規制
(d)児童ポルノ規制問題
(c)エロゲ業界に押し寄せる規制の波
(b)規制問題
(a)日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動
(o)陵辱系ゲームソフト、製造・販売が禁止
- 第2位【12サイト】 CROSSNET、Littlwitch、TAIL WIND、有名メーカーの活動休止
《12サイト：oabcdefgjkLm》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
CROSSNET：(8)oacdefLm Littlwitch：(7)ocdfjLm TAIL WIND：(7)obdfgjL Studio ego：(5)oaekm
Favorite：(3)oam 山本和枝さん：(3)akm ApRicoT：(2)oa Studio B-ROOM：(1)o テリオス：(1)a
(m)包含山本和枝的幾乎所有staff離開 e.go!社
(m)CROSSNET消滅
(m)littlewitch活動休止
(L)リトルウィッチの無期限休止とTAIL WIND解散など業界の縮小傾向が進む
(K)エロゲブランドStudio e.go!の山本和枝が代表取締役を辞任
(j)TAIL WINDとリトルウィッチ、解散・無期限休止
(g)TAIL WIND解散
(f)メーカーの停止や設立
(e)メーカーの集離合散(Meteor,CROSSNET清算など)
(d)今年もやっぱり解散あれこれ(TAILWIND，CLOSSNET，littlewitch)
(c)有名ブランドの休止、（CROSSNET・Littlewhich）
(b)TAIL WIND解散
(a)山本和枝 株式会社スタジオエゴの代表取締役を辞任
(a)クロスネット 突如閉鎖
(o)でぼの巣製作所がデビュー
(o)CROSSNETの業界撤退と各ブランドの独立
(o)Littlwitch、新年1月発売の『シュガーコートフリークス』をもって活動を停止すると宣言
(o)TAILWINDが活動を停止。
- 第3位【11サイト】 未完・延期し続けてきたタイトルがついに完成・発売される
《11サイト：obcdefhijkL》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
『さくらさくら』：(9)ocdefijkL 『ティアラ』：(3)ofL 『Dies irae』：(2)oh
『俺たちに翼はない』：(2)fL 『仏蘭西少女』：(1)b 『エターナルスカイ』：(1)f
(L)延期作品が続々リリースされるも明暗を分ける結果に
(K)開花しました さくらさくらとうとう発売
(j)「さくらさくら」まさかの発売
(i)ハイクオソフト「さくらさくら」ついに発売
(h)「Ｄｉｅｓ ｉｒａｅ」完全版ついに発売
(f)長期発売延期ソフトの相次ぐ発売
(e)美少女ゲームの長期延期
(d)「さくらさくら」とうとう発売される
(c)さくらさくら本当に発売された上に大好評、シャンプー買う人も登場
(b)遂に発売された仏蘭西少女“矢旗澤 香純が大ブレイク！”
(o)延期する作品、完成する作品
- 第4位【8サイト】 海外からのアクセス規制・遮断
《8サイト：oadefiLm》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
minoriのみ言及：(4)oafi minoriなど：(4)deLm
(m)minori/ゆずソフト/あかべぇ/VisualAntena! 全面封鎖海外IP
(L)エロゲ規制問題に端を発した色々な出来事
(i)徐々に後退、衰退していくのかエロゲ業界と周辺 (※関連記載)
(f)minori関係(海外からのアクセス遮断やら、とあるツール問題での訴訟など)
(e)着実に進む法規制と性暴力ゲームへの自主規制 (※関連記載)
(d)minoriから始まる海外アクセス規制 (a)日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動 (※関連記載)
(o)エロゲメーカーminoriが海外からのアクセスを遮断
- 第5位【7サイト】 美少女ゲームの長期延期……
《7サイト：odegjkL》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
『Garden』バッチ：(3)ogL 『恋色空模様』：(3)ode 『星空へ架かる橋』：(1)o
ぼとむれす：(1)K 『はるはろ』：(1)j 『サクラノ詩』：(1)j
(L)庭師達に春は来ない。「Garden」修正パッチがよもやの年越し
(k)どこぞのさくらは年がら年中咲きまくってるのに、さくらさくらはいつ咲くんだよww (※関連記載)
(j)「さくらさくら」まさかの発売 (※関連記載)
(g)Garden追加パッチいまだ完成せず
(e)美少女ゲームの長期延期
(d)「恋色空模様」まさかの5ヶ月延期
(o)延期する作品、完成する作品
- 第6位【6サイト】 3Dゲームの技術面での大きな変化
《6サイト：oacdkm》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
『Tech48』：(5)oacdm TEATIME：(5)oadkm T-CAM：(3)odm 『リアル彼女』：(2)oc
『らぶデス4』：(1)o テックアーツ：(1)k SOMCON：(1)k 『レイプレイ』：(1)k
(m)TEATIME利用webcam的遊戲Tech48
(k)メーカーズコラム「試される俺たちテックアーツ!!ブログ」第13回 エロゲーライフの未来を感じてほしい オナニーマシンの巻
(k)エロゲー界のエッジを担う、TechArtsとTeaTimeの熾烈な争い
(d)Webcam付属のエロゲが登場(TETIME Tech48)
(c)3Dエロゲは高スペック時代へ
(a)TETIME Tech48
(o)3Dゲームの技術面での大きな変化 『Tech48』から『らぶデス4』、『リアル彼女』
- 第7位【5サイト】 バグ発生……
《5サイト：cfgLm》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
『夏色ペンギン』：(5)cfgLm 『ひしょ×ひしょ』：(3)cfm
(m)『ひしょ×ひしょ』、『夏いろペンギン』等bug和未完成作品照例出現
(L)延期作品が続々リリースされるも明暗を分ける結果に (※関連記載)
(g)夏色ペンギンがごらんのありさま状態だったとか
(f)地雷関連
(c)今年もあったぜ核地雷、『ひしょ×ひしょ』『夏いろペンギン』
- 第7位【5サイト】 PSPなどへの移植
《5サイト：oefgm》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
PSP：(5)oefgm UMD-PG：(3)fgm 『夜明け前より瑠璃色な』：(2)of 『11eyes』：(2)of
『車輪の国』『LOVERS』『Lの季節』「Infinityシリーズ」：(g)
『天神乱漫』DS：(f) XBOX360：(e)
PS2『ティンクルくるせいだーす』『クロスチャンネル』『乙女はお姉様に恋してる』 『ハートの国のアリス』『学園ヘブン』『ef』：(o)
(m)有更多的エロゲ移植上PSP
(g)psp移植の拡大
(f)家庭用移植の件
(e)家庭用ゲーム機への移植先がPS2からPSPやXBOX360へ移行
(o)コンシューマギャルゲーやエロゲのPSPへの移植が拡大
- 第9位【4サイト】 fripSide関連
《4サイト：cdej》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
fripSide：(3)cde naoさん：(4)cdej 南條愛乃さん：(2)ce
(j)萌えゲーアワード2009で「メリ☆クリ」ロープライス賞優秀賞 (※関連記載)
(e)FripSideからnaoさん離脱、後任は南條愛乃さんに
(d)fripsideのnao脱退と再起動
(c)fripSideのNAOさんが卒業、新ボーカルへ
- 第9位【4サイト】 秋葉原電気外祭りとコミケ エロゲ関連イベント
《4サイト：oadi》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
秋葉原電気外祭り：(3)oad コミケ：(3)odi ドリームパーティー：(2)oi
(i)イベントとか来場者が減ってる？
(d)コミケからの分化(秋葉原電気外祭り開催)
(a)秋葉原電気外祭り開催
(o)「秋葉原電気外祭り」を夏・冬のコミケの時期に開催
- 第11位【3サイト】 『太陽の子』制作告知
《3サイト：ogL》
(L)２０１０年最大の期待作になるか？！ 「太陽の子」制作告知
(g)エロゲ業界最強トリオ！？ 「太陽の子」制作告知
(o)丸戸史明さんwith企画屋が手掛ける作品が発表
- 第11位【3サイト】 サーカスが火災に遭うも怪我人なく安堵
《3サイト：afk》
(k)エロゲ会社 CIRCUS（サーカス）社で火事らしい
(f)CIRCUS 火災
(a)美少女ゲームで人気を博しているゲーム会社が火事で半焼！
- 第13位【2サイト】 おるごぅる氏
《2サイト：gL》
※『ましろ色シンフォニー』みう先輩シナリオ担当の方。春頃にサイト閉鎖となりましたが、 夏前頃には別サイトで復帰されてるみたいです。
(L)シナリオライターのおるごぅる氏、業界引退
(g)おるごぅる氏引退！？
- 第13位【2サイト】 水樹奈々さんがアニメ『ホワイトアルバム』主題歌でNHK「紅白」に出場
《2サイト：od》
(d)水樹奈々紅白入り
(o)紅白歌合戦で水樹奈々さんがアニメ『ホワイトアルバム』主題歌を歌う。
(補足)
※『吸血殲鬼ヴェドゴニア』(2001年)の主題歌を歌う小野正利さんは1992年の紅白歌合戦に出場したことがある。
- 第13位【2サイト】 タイ王国『ReAngel』など海外発の美少女ゲーム
《2サイト：ae》
※1件でも関連する記載のあるサイトを［1サイト］として集計してます。
細分化した場合、言及された項目と件数は以下の通りです。
『ReAngel』：(2)ae 『かたわ少女』：(1)a 『鏡花水月』：(1)e
(e)海外製全年齢美少女ゲームの台頭
(a)タイはじまったな――タイ生まれの美少女ゲーム「Re Angel」がなんかスゴい
- 第13位【2サイト】 『バルドスカイ』発売
《2サイト：bg》
(g)BALDRシリーズ待望の新作発売！
(b)バルスカの分割販売
- 第13位【2サイト】 西又御大更なる活躍
《2サイト：ef》
(f)西又御大更なる活躍
(e)西又葵さんのご活躍
- 第13位【2サイト】 ExtractData 訴訟問題
《2サイト：gm》
(m)minori状告ExtractData作者→ExtractData公開中止
(g)ExtractData 訴訟問題
- その他
(L)ねこねこソフトの復活など
(k)エロゲのアニメ化 キャスト変更との闘い・変遷
(k)エロゲ価格もデフレが進んでいる!?
(k)デモムービーのエンターテイメント的な価値…その位置づけや歴史を交えて
(k)エロゲーにおけるセカイ系とは、どのような作品を言うのであったか。
(j)「クドわふたー」発表
(j)propeller、バナーキャンペーンで「ゆかり教育」
(j)萌えゲーアワード2009で「メリ☆クリ」ロープライス賞優秀賞
(i)オーガスト「新作」？「あけるりMC」発売
(i)一般化したエロゲのキャラクターたち
(i)「だっこしてぎゅっ！〜オレの嫁は抱き枕〜」発売
(h)西田こむぎさん復活！！
(g)InnocentGrey5周年記念Live開催
(f)バナーキャンペーン当選
(f)消化率(30本近く買って現時点で10本だけ積んでるとか)
(d)ALcotまさかのバカゲー「幼なじみは大統領」
(c)サトウユキさんブログ閉鎖
(b)Digital Cuteは何処行ってしまったの・・・？
(b)遂に発売された仏蘭西少女“矢旗澤 香純が大ブレイク！”
(a)Key10周年記念イベント 『KEY 10th MEMORIAL FES,』 〜あの日から始まった僕らの時を刻む唄〜
(a)ニトロプラス10周年記念プロジェクト
(a)Galge.com6周年記念企画「Galge.comアワード2009」
(a)ロストプラスワン「エロゲー古今東西 金町工場長かく語りき」出張版！
(o)「痛」ラッピングが裾野を広げる
(o)『ドリームクラブ』『ラブプラス』『アマガミ』といったコンシューマから発信されたソフトの台頭
(o)不況などによる影響 エロゲの売上不振
(o)ショップ店頭と連動した企画の実施
◎2009年に良くも悪くも話題となった作品及びメーカー
(1/14未明 最終集計)
※「2009年のエロゲニュース集計結果」と「一サイトだけが取り挙げたエロゲニュース」で挙がってた作品名とメーカー名を集計してます。
◆《各サイトさまの挙げました2009年重大ニュースの項目》より、 参加されたサイトさんの重大ニュースの末尾に設置した 【 】 に集計対象のタイトルとメーカーを挙げてます。
◆参加されたサイト様の関連ページにあるコメントからも集計対象となる名称がある場合はそれを取り込んでます。
(項目だけでは情報として不十分でしたので、集計作業の際に読み取ってます。
◆作品タイトルの票には基本的にメーカー名も含まれます。
◆1サイトで『Fate』関連作や『クラナド（TV・劇場版)』、1作品を複数件のニュースで挙げている場合は1票としてます。
◆ひとつの項目に複数のタイトルなどがある場合は細分化します。
第1位 ハイクオソフト『さくらさくら』 9サイト：ocdefijkL
(発売(8)odefijkL ハイクオソフト(3)oiL 『さくらさくら』(9)ocdefijkL シャンプー(1)c)
第1位 minori 9サイト：oadefgiLm
(minori(8)oadgfiLm 海外アクセス遮断(8)oadgfiLm ExtractData訴訟(3)fgm PS2『ef』(1)o)
第3位 CROSSNET 8サイト：oacdefLm
(消滅(8)oacdefLm)
第4位 Littlwitch『シュガーコートフリークス』 7サイト：ocdfjLm
(活動休止(7)ocdfjLm Littlwitch(7)ocdfjLm 『シュガーコートフリークス』(1)o 『ピリオドらじお』(1)j)
第4位 TAIL WIND 『Trample on “Schatten!!”』 7サイト：obdfgjL
(活動停止(7)obdfgjL TAIL WIND(7)obdfgjL 『Schatten!!』(4)odgL)
第6位 TEATIME『Tech48』『らぶデス4』 6サイト：oacdkm
(TEATIME(5)oadkm 『Tech48』(5)oadkm 『らぶデス4』(1)o T-CAM(3)odm)
第7位 『夏色ペンギン』 5サイト：cfgLm
(バグ(5)cfgLm)
第7位 Studio ego 5サイト：oaekm
(Studio ego(5)oaekm 山本和枝さん辞任退社(3)akm)
第9位 『ひしょ×ひしょ』 4サイト：ocfm
(バグ(5)ocfm)
第10位 3サイト
■サーカス (3)afk
■イノセントグレイ(『クロウカシス』・企画・ライブイベント) (3)ocg
■『太陽の子』 (3)ogL
■T-CAM (3)odm
■『Garden』 (3)ogL
■『夜明け前より瑠璃色な・MC』 (3)ofi
■『恋色空模様』 (3)ode
■『ティアラ』 (3)ofl
■Favorite『星空のメモリア』 (3)oam
第19位 2サイト
■ApRicoT (2)oa
■ゆずそふと『天神乱漫』 (2)fm
■ぼとむれす (2)ak
■『リアル彼女』 (2)oc
■『Dies irae』 (2)oh
■『幼なじみは大統領』 (2)od
■『バルドスカイ』 (2)bg
■『11eyes』 (2)of
■『ReAngel』 (2)ae
■『俺たちに翼はない』 2)fL
第29位 1サイト
■『ホワイトアルバム2』 (1)o
■『かわた少女』 (1)a
■『すまいるCubic!』 (1)o
■『はらみこ』 (1)o
■『ましろ色シンフォニー』 (1)o
■『くどわふたー』 (1)j
■『鏡花水月』 (1)e
■『ひだまりバスケット』 (1)e
■『Areas恋する乙女の3H』 (1)e
■『ど田舎ch5』 (1)e
■『メリクリ』 (1)j
■『エターナルスカイ』 (1)f
■『車輪の国』 (1)g
■『LOVERS』 (1)g
■『Lの季節』 (1)g
■「Infinityシリーズ」 (1)g
■『だっこしてぎゅっ！〜オレの嫁は抱き枕〜』 (1)i
■『はるはろ』 (1)j
■『サクラノ詩』(1)j
■『星空へ架かる橋』 (1)o
■『レイプレイ』 (1)k
■『ホワイトアルバム』 (1)o
■『ドリームクラブ』 (1)o
■『ラブプラス』 (1)o
■『アマガミ』 (1)o
■『スズノネセブン』 (1)o
■『プリンセスラバー』 (1)o
■『リトルバスターズ』 (1)o
■『乙女はお姉様に恋してる』 (1)o
■『クロスチャンネル』 (1)o
■『ティンクル☆くるせいだーす』 (1)o
■『ハートの国のアリス』 (1)o
■『学園ヘブン』 (1)o
■ねこねこソフト (1)L
■テックアーツ (1)k
■枕 (1)k
■propeller (1)J
■Digital Cute (1)b
■あかべぇそふと (1)m
■MOONSTONE (1)e
■テリオス (1)a
■Studio B-ROOM (1)o
■でぼの巣 (1)o
■light (1)o
■シンフォニー (1)o
■Selen (1)o
■ABHAR (1)o
※2009年の、14の個人サイトの方々が挙げられました「重大ニュース」を集計しました「十大エロゲニュース」は、 上記の結果の通りです。
今回も各ニュースを集計する為に、それぞれの方のニュース項目を大まかに意味合いを仕分けした他、 それぞれのサイトの方がコメントされた内容についても集計に反映させてます。
また集計に際しては今回、可視化してみてます(前回は数値のみでした)。
毎度の事ですがウチでの企画は集計がかなり特殊です。 というのもそれぞれのサイトの方が挙げられてるニュース項目が1項目の中に幾つもの要素を織り交ぜている場合が多く、 ある程度内容で仕分ける必要があるからです。
またそれぞれのニュースに関するコメントも集計対象としているのも、 そもそもの目的はニュース項目を補う為でしたが、別の見方からすると 「大まかな出来事の中でそのサイトの方が重要と思われる部分が集約されている」と言える為、対象に含めてます。
最後に……もっと幅広く声を集める投票形式でも考えた事はあるのですけど…… なんかシステムを維持するのが大変そうだったので考えるのをやめてました(w)。
それから……スミマセン、結局バナーは作れませんでした。バナーというよりもその為のカットが。11月頃に描いた一度描いた下絵がガハラさんのある決めポーズっぽくなって、 でもそれ以外の構図が思い浮かばなかったのものでorz 背中向きの絵を描くのに飽きただけなのかも……(汗)。 結構前に携帯で撮影
ついでにレポが遅れた事もお詫びしますorz
仕事とまとまった時間がない事と体調不安定とが重なり、筆が進まない時間もあったりで遅れました。 別に今回の企画で問題にされたとかそういう訳ではないですので〜。
ただ、遅れた分ですが『Garden』追加バッチとか他の方の参考となる記事を目にする機会もあり、それらを随時加筆していく事も出来てます。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
※まず全体的にですが、特に「1位」についてはある程度の予想された通りで、 むしろそうならない方がおかしい位ですから必然でした。 また他の話題についても……メーカーの解散や作品延期、バグ発生は毎年恒例ですし……これらは本当に悪い意味です。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
10大エロゲニュース第9位【4サイト】
「fripSide関連」
■主題歌などを提供している「fripSide」については、 (地元では『とある科学の超電磁砲』アニメが未放映なので) 言われてみれば『彼女たちの流儀』主題歌しか聴いてないようなウチには、 どういった事情でメンバー変更となったのかよく判らないので、テキストで解説するのは難しいです(汗)。
ともかくNaoさんという方を挙げられる方が多かった事だけは確かで、 それだけ惜しまれていたと言えますね。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
10大エロゲニュース第9位【4サイト】
「秋葉原電気外祭りとコミケ エロゲ関連イベント」
■「秋葉原電気外祭り」の盛り上がりは2回目となった昨年末の状況レポを見ればよく判るかな。 第1回は夏コミと平行しての開催なのでそこまで混雑はありませんでしたが、 第2回は冬コミの前の時期に開催された為に人の流れが割れなかった事からあれだけ盛況となったのでしょう(出展メーカーも増えてましたし)。
エロゲ以外にもコミック出版業界やアニメ業界のプロモーションも盛んとなりコミケ会場であるビックサイト西館のキャパシティでは収まらなくなってきたという事情もあるんでしょうけど、 こうして新しい空気を入れてみる試みは大変前向きなものだと言えるかもしれません。
次の夏コミの時にも時間さえ合えばウチも足を運びたいですね。
■で、問題なのは「ドリームパーティー」です。 特にウチとTMさんが参加してる09年秋の大阪。
その他多くの参加された方々が指摘されてたように、 1年前に比べても開会前の待機人数がかなり減少 した感じでした。 というより(自分が初めて参加した)『めびにゃ！』発売前後の04年4月、 開会前の待機列の時点でいくつかの大手メーカーの列が形成されていた、 あの時の春ドリパ大阪をピークに減少傾向が続いてきた末にって感じでしょうか。 ういんどみるや『ましろ色シンフォニー』が出た直後のぱれっとなどの不参加や、 たまたま榊原ゆいさんのライブがなかったから参加数が減ったのかもしれないけど……。
ドリパ大阪はエロゲイベントとしては西日本最大だったはずです。問題点を省みて活気を取り戻して欲しい。
今度の春ドリパ大阪は……6月後半という微妙な時期(もう直ぐ夏コミで、その準備でも忙しい時期)に加え、 資金的にも足を運ぶのがかなり難しい感じデス。6月は梅雨と言って、春とはいえない時期ですし。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
10大エロゲニュース第7位【5サイト】
「PSPなどへの移植」
■エロゲのコンシューマへの移植については昨年最も顕著だったのは、 以前ならメインプラットホームだったPS2での発売が減り、 代わってPSPに移植されるタイトルが増え始めた事でしょう(XBOX360もやや増えてきてます)。
“2007年に比べると、PS2でのギャルゲー発売本数は2008年に約2割減、さらに2009年にはその半分近く減り、 2年前の4割ほどのタイトル数になってしまいました。変わって驚異的な伸びを見せているのがXBOX360とPSP”と、こちらのデータをご覧になれば数値的にはっきりと見えてきます。
(2009年のギャルゲー売り上げ＆ちょっとした総括と展望 - notable or ordinaryさん)
ただし“PSPは、2009年に発売された34タイトル中24タイトルが「既にPS2など他の機種で発売済みゲームの移植」というもの”とnotable or ordinaryさんが指摘されているようにPSPに「再移植」されているものも確かに多かったです。 というか旧KID系は限定版の箱が大きすぎる上にPS2版の限定版と似すぎて(以下略)。
■新規移植作品は……実際の数値を見てみると確かに思ったよりも少ない。 昨年末には『マギウステイル』がPSPで初移植されてますし、 2010年初頭に挙がっているのを見ても『ひまわり』『ティンクルくるせいだーす』 のようにPSP向けに最初に開発されているタイトルも挙がってますが、 確かに『クロスチャンネル』『夜明け前より瑠璃色な』『乙女はお姉様に恋してる』 など多くはPS2で先に移植されているタイトルです。
焼き直しが多い事が判りましたが、 ただまぁ結論からすれば“09年の変化は、まずPSPの飛躍”(notable or ordinaryさん) である事だけは間違いはないでしょう。
あと、コメントなどでは具体的なタイトルも挙がってはいますけど概ねバラバラで、 どれか突出して見たいな事はありませんでした(ほとんどウチが挙げていたタイトルだし)。
■強いて言えば「UMD-PG」というUMDで供給されるエロゲを取り上げられている方が個別タイトルよりも多かった事でしょうか。 こちらは発売が年末から年明け以降に延期されてますので、実際に発売となってみて、 その評価から今後の進退が決まるでしょうね。
※なおnotable or ordinaryさんの分析では2009年は新規移植でもなく再移植でもない、オリジナル作品が “コンシューマが自分たちの手でそれ（に相当する売り上げ・話題作）を作り出すということ、 そして実際に作り出せたということ”を指摘されてます。言うまでもなく『シュタインズゲート』 『ラブプラス』『ドリームクラブ』(あと『ときメモ4』もかな)の事です。
エロゲとは直接リンクしない為、これらの動きをニュースとして挙げられた方はウチしかいませんでしたが。
同人ショップで扱われる同人誌のジャンル割合が原作への支持率を指す訳ではありませんが、 同人ショップに並ぶ同人誌のエロゲとオリジナルギャルゲーの二次創作物の割合をみれば、 エロゲ元ネタの同人誌が探すのが難しいぐらい少ない事を感じられるかと思います。 自分が地元のショップで見る限りでは、 葉鍵以外ではふぁなさんと涼宮さんの『あけるり』本と『真剣に私に恋しなさい！』本ぐらいしか見かけてません (通販でならもう少しあるんでしょうけど)。
特にDSソフト『ラブプラス』の突出した売れ行きを仕事で眼にしている事も吟味されてしまうんだけど、 二次創作をしたくなるような魅力という意味合いでエロゲがコンシューマオリジナルに力負けしている印象をどうしても抱いてしまいます。
出来れば冬コミ後の新刊から数値を出したい所ですけれども、 現時点で扱われている同人誌の数を見るだけでもコンシューマ系とエロゲとの差がはっきりと見て取れます。 エロゲ系では頑張ってるタイトルはあるものの全体的にもかなり少ない状態でした。 《1/20時点のとらのあなでの現行取り扱い同人誌の件数》
アイドルマスター：311 ラブプラス：144 ドリームクラブ：95 アマガミ：84
クイズマジックアカデミー：42 セブンスドラゴン：45
Fate：86 リトルバスターズ：78 鬼畜眼鏡：39 トゥハート2：33 クラナド：32
月姫：21 恋姫無双：15 夜明け前より瑠璃色な：11 ダ・カーポ：9
《1/20時点のメロンブックスでの現行取り扱い同人誌の件数》
アイドルマスター：237 ラブプラス：90 ドリームクラブ：59
アマガミ：48 クイズマジックアカデミー：33
Kanon：21 クラナド：19 トゥハート2：18 月姫：17 リトルバスターズ：14
恋姫無双：12 Fate：10 夜明け前より瑠璃色な：8
もちろんショップ委託に出されている数は同人業界総体の数値となりえないし、 ファンの支持数を示している訳ではないので、そこは留意する必要ありますが……。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
10大エロゲニュース第7位【5サイト】「バグ発生……」
《話題となった作品及びメーカー》
第7位【5サイト】『夏色ペンギン』
第9位【4サイト】『ひしょ×ひしょ』
■「バグ」絡みの作品については……どれも数回の延期を経てリリースしたらご覧の有様というか、 過去の事例をみれば生じさせた結果がどうなるか判る事です。
と、ユーザー的には幾らでも叩けるんですけど、これは恐らくはブランドの資本体力という事情も絡み、 大きく延期して修繕する事が出来ない為なのかもしれません。
以前なら、開発に用意された予算の配分が無計画だったり無駄遣いしたというブランド内部の行動に起因して、 作品開発が疎かになってしまったとか、 マスターデータ喪失といった事故に起因するケースがありましたけど、 最近だと流通からの資金援助が弱まっているという話も耳にします。 というか(具体的には調べれば判る事なのですけど)資金を出してくれる流通を変えられたメーカーは09年も結構あったし(涙)。
ただ、今回挙げられた作品の、こうなってしまった原因については、何らかの内部告発でもない限りは不明としか言えません。 『夏色ペンギン』については後日に修正バッチも公開されてる事から、開発力は一応残っていたようですし、 それなりに責任を感じられていると思いますが。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
10大エロゲニュース第6位【6サイト】
「3Dゲームの技術面での大きな変化」
《話題となった作品及びメーカー》
第6位【6サイト】 TEATIME『Tech48』『らぶデス4』
第10位【3サイト】 T-CAM
第19位【2サイト】 『リアル彼女』
■2009年は3Dゲームが話題となった年と言えます。 『レイプレイ』が不当に海外流出し、海外で勝手に問題にされたという事もありましたが、 3Dゲームはこの1年で技術的にかなりの盛り上がりを見せてます。
その一つは、TEATIMEが「T-CAM」というカメラを使ってよりインタラクティブ性の高いゲームを発売したという事。 もうひとつは3D技術を最大限に発揮できるようパソコンの性能環境の向上(かなりの性能アップを)求めてきた事です。
これらがどういった凄さを持つのかについては……ウチのパソが3D描写能力(グラフィックボード性能)が弱い為、 どのようなものかについては映像でしか見る事が出来ません。 ……だから実際にプレイするユーザーとしての感想は持ち得ないんですよね、残念ながら。 となるとコメントも凄くし辛いです(汗)。
技術的な進展は別の見方をすると最新技術を堪能する為にパソコン環境への投資が必要だという事ですから、 これをきっかけにユーザー側の環境整備を促せるのか、それとも先走り過ぎてしまうか、 まずは『リアル彼女』がどう牽引していくかが2010年の注目点でしょう。
それはそうと、かなり懐かしい「3Dメガネ」が『リアル彼女』のチラシに付いてたとか、 2個のマウスを同時に操作できるようにしたり(両手をこれで表現?)、 更には『らぶデス4』ではセリフまでも合成できるようにしたなんていうし。 こういったユニークで遊び心ある発想は色々と見習うべき所じゃないでしょうか〜と思ったり。
デジタルノベルという完成された物語という世界に捉われ、 基本的にはマウスクリックでテキストを読み送るだけの一般的なエロゲとは、 この3Dゲームはかなり異なる文化に位置しているなぁ。
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10大エロゲニュース第3位【11サイト】
「未完・延期し続けてきたタイトルがついに完成・発売される」
10大エロゲニュース第5位【7サイト】
「美少女ゲームの長期延期……」
《話題となった作品及びメーカー》
第1位【9サイト】 ハイクオソフト『さくらさくら』
第10位【3サイト】 『Garden』『恋色空模様』『ティアラ』
第19位【2サイト】 『Dies irae』
■『Garden』は庭師の多くが述べられてるように 早く完全版になって欲しい、ただそれだけです。 ウチも揃ってから遊ぼうと思って未だに積んでるし。
メーカー自身の資本体力で言えば、昨年に関連ブランドから出た『ハルカナソラ』『夏ノ雨』が好調だった事から、 比較的心配する要素がないですが。 でも『Garden』が未完のままで、☆画野朗さんやトノイケさんが更なる次回作に着手できないという事は、 もはや足枷に他ならない訳で……その事は改めて残念に思います。
(補足)
☆画野朗さん自身はいつの間にか４コマ漫画誌で連載されてた!
(更に補足!)
レポを書いてる間の1/22、Cuffsが『Garden』の「星野絵里香の新ルート追加バッチ(ver3.00)」 を公開しました。「瑠璃シナリオ」はまだ先となってますが、ここに来て大きく動いてます。2月頃にでもプレイ再開しようかな。
■『Dies irae』は昨年末に最終版が発売され、 それ以降に悪い話を耳にしていないし、ウチの店でも完売してたから、 今回で一応の決着を見たといっていいかな。ただ、ここまで長引くぐらい開発に時間がかかってしまったというのは、 開発資金の計画などに問題、創作と商業性のバランスの難しさがあったのかもしれません。
(補足)
れ・ざむる〜ずの草薙静流さんがまとめられた 「２００９年 １２月発売のお勧めアンケート結果発表」 では『Dies irae 〜Acta est Fabula〜 -Scharlachrot Grun-』が次点の第2位(46票)となってました。 投じられた方のコメントでも(最初っからこの姿であれば良かったのに)といった反応がある他は (2位の支持を集めるぐらい)好評のようですし。
■延期し続けるタイトルは2009年もいくつか挙がってましたが、 そうした中でも特に挙がっていたのは『恋色空模様』でした。 (延期発表月から)5ヶ月もの長期の延期であった事が注目を集めたのでしょう。細切れに延期されるよりはマシ……？
延期と言えばfengの『星空に架かる橋』もありますが、、 何故かずっと延期しっぱなしの『CROSS DAYS』が今回全く挙がっていなかったんですよね…… って言うかレポ書いてる間に1月から3月へ更に延期か。 ついでに言うとぼとむれすのアレについても1件だけでした(あのメーカーはどこへ)。
発表されてから数年の沈黙を経て『ETERNAL SKY』というタイトルも2009年の12月に発売されてました。
■そして……ここで取り上げるべき作品はやはり待ちに待ったタイトル『さくらさくら』でしょう。 「話題となった作品及びメーカー」で堂々の第一位です。
ウチも余りの延期っぷりに(病欠してるスタッフの)代わりを立てて開発するべきでは、って触れてましたが、 そういった妥協をせず、延期しながらも開発し続け、そして完成させた事、 それだけでなく好評な評価を得、販売でも Getch.comの2009年年間セールスランキング で18位という成果を挙げた事……、一貫して見事に完成させた姿勢は賞賛に値します。 コメントでも割と「良いニュース」として最も多くのサイトの方が取り上げられてました。
もちろん、ここまで延期させてしまった事は不名誉な事実ですし、発売日に振り回された影響は計り知れませんが、 ウチも予約券何回作り直したことか(涙)。
「延期」のイメージはここ数年の事例で「延期＝未完成＝バグあり」という悪評(信用不安)が見受けられてきてます。 そういった業界的な問題への反省点をハイクオソフトのスタッフが省みた事もあるのでしょうが、 実際の所はネット上で大きな騒ぎとなるような不具合はほとんど耳にしてません。
ドット絵を用いたMAP演出など一般的なものと比べてやや複雑なシステムを抱えていた割には、 問題(騒ぎ)となるような致命的と思われる不具合はほとんどありませんでした(ただし数回修正バッチは挙がってます)。
この『さくらさくら』の場合も、創作と商業性のバランスの難しさに立っていたといえます。
今回の場合はまだ長期に渡り延期しながら開発するだけの資本体力があったから目指す完成度を突き進み続けられたのですが (割と資金面では発売前には心配されてましたし)、もし仮にそういった裏打ちがなければ果たしてどうなっていた事でしょうか。 そういったバランスのさじ加減は、市場が縮小傾向にあり開発費が高騰する中、今後より重要になるはず。
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10大エロゲニュース第2位【12サイト】
「CROSSNET、Littlwitch、TAIL WIND、有名メーカーの活動休止」
《話題となった作品及びメーカー》
第3位【9サイト】 CROSSNET
第4位【7サイト】 Littlwitch『シュガーコートフリークス』
第4位【7サイト】 TAIL WIND 『Trample on “Schatten!!”』
第7位【5サイト】 Studio ego
ブランドの活動停止は毎年のように起きてはいますが、 それでも2009年は(いつぞやの様な大量整理はなかったものの)比較的名の通っていたメーカーや、 その直前まで話題に上っていたメーカーが突然活動を停止したりそう予告したという事から、 前回(最も多かったのは「Meteor解散とComet結成」の5票)と比べてやや多くのサイトの方がニュースに挙げられてました。
■もっとも声が寄せられた「CROSSNET」の解散は昨年春の出来事と随分前の出来事ではあります。 ウチ的には『星空のメモリア』をプレイして感想書いて1ヶ月前後ぐらいでしたっけ？
半年以上も前の出来事がここまで尾を引いているのは、 恐らくは元々、『ウイズアニバーサリィ』や『メイプルカラー』、 『彼女×彼女×彼女』といったようなタイトルを出した中堅のブランドを抱えていた事に加え、 解散発表から早々に各ブランドが独立して昨年から旧作の新パッケージ版をリリースするなど再出発している事、 また今年に入り1月には2ブランドの新作の発売が控えているような事があるのでしょうけど、 要はそれぞれの(旧)ブランドを支持するユーザーの方があった、ということでしょう。
(独立ブランドよりも解散したCROSSNETの方が多く挙げられてるように)それだけ惜しまれていた訳ですけど…… 各々がCROSSNET閉鎖と前後して早々に再出発し新しい活動を始めている為、 それほど暗い話題ではなかったような気もします。 もちろん、ブランドを支えるだけの資本力の衰えが垣間見れている点では業界的に暗いのですが。
ちなみに「Favorite『星空のメモリア』」 を取り上げられているのが3サイト、 「ApRicoT」は2サイトでした。
『彼女×彼女×彼女』のリパッケージ(ωstar(オメガスター)) の八宝備仁さんは冬コミで「アトリエかぐや」の開発作での原画担当が発表されたそうです。
■再出発しているといえば「Studio ego」を退社されて 「でぼの巣製作所」として独立された山本和枝さんのケースも2009年にはありました。
■「Littlwitch」については新作『シュガーコートフリークス』の発売を直前に控えての、 それも12月の大槍葦人さんとイノグレの杉菜水姫さんとの原画家トークショー直後の(新作延期と)活動休止との告知とあって、 ネット界隈でも結構衝撃的な出来事となってたかと思います。
個人的にはショップを回るといった営業が熱心だった印象が強ですし、 『Quartett』などで「フローティングフレームディレクター(FFD)システム」という映像的(コミック的とも)演出や 『シュガーコートフリークス』でも見られるようなコンフィグ操作での動的演出など独特で面白い演出システムを持つように、 オリジナリティーが特に強いメーカーの一つだと思ってました。
ただ、そういった手間隙掛かるような技術的なコストが、一般的な演出を採るメーカーよりも大きく負担となった事と今回の一因かもしれませんが、 FFDシステムをメインで活用しなくなってから5作目での活動停止ですから、、 加えて何かの要素が市場での競争力を削いでしまったのかもしれません。その何かはFFDシステムかもしれないし、 そうでもないのかも。ただ、そのシステムの再登場も大槍さんらの活動再開も願ってます。
■Littlwitchと同数で惜しむ声の挙がったのが「TAIL WIND」でした。 これは5月末にリリースされた『Trample on “Schatten!!”』 が発売後暫くしてネット上で多くコメント(支持の声)が挙がった事に起因されているのでしょう。
実際、上記の解散したり活動休止したメーカーよりもその作品への言及が多かったですし。 自分も話題になった後に改めてその作品のデモ映像を見てそのカッコいい雰囲気に気付かされてます。
最期に注目を集められた、という事だけは良かったのかもしれませんが…… ピンポイントなテーマを取り入れるなど色々な作風で、割とクリエイターの自由に任せて作り出されていたと、 そう思われてたこの業界と市場が、そうも言ってられなくなってきた事をこの解散は象徴しているのかもしれません。
全体的にはそれ以外にも消滅したり実質的に活動停止になったり……ぼとむれすはどこに逝った？ という様に、他にも使命を終えたブランドもあるかと思いますが、より有名な所が解散となってしまった為に、 それに隠れてほとんど話題にも挙がっていない感じです。
取り上げられたブランドについては、既に再出発していたり、 それに関われた方々がこれまで知名度とともに実績を築かれてきている印象が強い為に再出発への期待がある事から、 思ったよりは悲壮感がない感じかな。
むしろ問題は、業界全体の市場動向の変化が見え始めている事を示している点じゃないでしょうか。 昨今の不景気の影響で財布の紐も絞られている感じで(というかウチ自身も余裕がなくなってる)、 全体的に売れる作品と全く売れない作品の二極化が進んできてます。
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10大エロゲニュース第1位【13サイト】
「エロゲ規制問題に端を発した色々な出来事」
10大エロゲニュース第4位【8サイト】
「海外からのアクセス規制・遮断」
《話題となった作品及びメーカー》
第1位【9サイト】 minori
■《話題となった作品及びメーカー》で『さくらさくら』と並んで1位となりましたのが 「minori」でした。
ただ、どうして多く挙げられたのかという理由が、 『eden*』を全年齢版と18禁追加ディスクの2パッケージでリリースした事とかアニメとかPS2版『ef』の発売決定とか(これは年末ギリギリでしたが)、 そういった作品関係ではありませんでした。最も話題となったのは……ホームページへの「海外からのアクセス遮断」です。
もっとも、「海外からのアクセス規制・遮断」をされたメーカーはそれ以外にもあったそうですが、 海外からのアクセスを遮断した上で海外向けにメッセージを表示させたり、 minoriの「海外からのアクセスを遮断した理由」 でその「海外アクセス遮断」措置を執った詳しい理由を説明された積極的な行動からminoriがその代名詞と捉えられたのでしょう。
“6月下旬以降minori、ビジュアルアーツ、ゆずソフト、 MOONSTONE等複数のアダルトゲームブランドの公式サイトが日本国外からのアクセスを遮断した。 遮断の理由についてminoriは、日本国内では違法ではないが、 当該国(カナダ、フランス、ニュージーランド)においては、webサイトの画像を単純所持することが (準児童ポルノの単純所持罪として)犯罪に当たる可能性があり、海外ユーザのことも考慮した措置であるとしている”
(アダルトゲームと表現の規制 - Wikipediaより)
前世紀では海外と日本とのマンガ文化の交流は、雑誌や報道といったメディアの取材や専門家によるレポート、 そして意欲的な個人によるレポートがほとんどだったと思います。 多くはそういった媒介で海外事情が紹介されるのを見聞きしてきたのではないでしょうか。
(補足 海外における日本のアダルトゲームについてのメモ書き)
海外でエロゲというとこれはもう随分と昔の話でやや記憶も曖昧なものですが、 DOS/V版『同級生』が発売されたと雑誌『ログイン』で紹介されて暫くした頃にこのような事がありました。 それは民放の昼のニュースでの事です。
「フランスでの日本のアニメなどが流行っている」という話題が取り上げられた際に、 18歳未満っぽいフランス人男子が家のPCで日本語版の『同級生』をプレイしていた映像が混ざってました。 なお、ニュース記事では日仏辞書を片手に日本のマンガとかを読むフランス人という主題だったと思います。
この時にはネット社会がまだない頃だった為、他でそのニュースがどう捉えられたかは判りませんし、 議論となったかも不明ですが、今の社会情勢で捉え直すなら、
「既に存在するソフト倫理機構による18歳未満への販売禁止の指導が守られていない恐れがある(記事の少年は見た感じでは高校生辺りみたいだったと記憶)」
「内容は日本向けに作られており、海外で読まれる事を前提としていない」
「当時に海外販売は行われていない。海賊版の可能性がある」
という問題を抱えていたと言えます。
※『同級生』の倫理面での内容に関して言えば(年齢的な表現を除いて) 年上の女性はまだセーフですが隣家の人妻との不倫関係が微妙かなぁと言う程度。あ、男友達の彼女を縛ってなかったっけ(w)。 作中の表現の中にフランスとの倫理的な差異があるのかは……さすがによく分からないです。 農業と固有文化への拘りが頑ななぐらいで他は何となく緩そうなイメージあるんですけど、1990年代のフランスって。
上に挙げた問題点の内、2つは検証も確認もできないのでグレー扱いとしますが、 ただ一つ「海賊版の可能性」については、当時にフランスに輸出されたという話も耳にしてません (韓国で流通してると当時の『ログイン』には記載されてましたが)のでその可能性はかなり高いかと。
もし本気で販路を広げるのであれば翻訳されたテキストに直すとか、海外での販売手段を確保していただろうし、 また当時は2大メーカーだったエルフの人気作『同級生』の動向ですから誌面でも大きく取り扱われているはずです。
しかしエロゲ専門誌が登場する以前にエロゲ関係の情報を多く取り扱っていた『ログイン』ではそういった記事はありませんでした (ウチは高校時代の月2号体制の頃より『Eログイン』創刊の頃まで毎号『ログイン』買ってましたので、見落としはないはず)。
マンガやアニメについてはその後に正規ルートが開拓されるなどしてましたけど、 特にこういった「エロゲ」については何度か海外流通の試みは耳にしてますが事業が軌道に乗ったかどうかは不明です。
ただ、「でかだんびより」というサイトの方がまとめられた記事によると新興海外エロゲ販売会社MangaGamerについてのインタビュー訳・ 同(補足)2008年にも英語版のエロゲが正式ライセンスで海外販売される試みがあったみたいです。 その他、近年では中文版『マジカライド』(すたじお緑茶 2008)が正規に販売されたそうです。
tororo団長に学ぶ実践英会話
水夏A.S+.とダ・カーポの英語版発売決定？
このように正規版の海外流通が試みられてますが、しかし現地での文化面・倫理面での配慮について考慮されているかどうかは、 それらしいコメントも見当たらないです。
それが今日、インターネットによって世界規模の情報交換が個人でも出来るようになってます。 情報を受けるだけでなく、発信する事も出来るのです。ただ、 言語的な壁もあることから海外との交流を図るのはまだ一般的とまではなっていません。
むしろ大抵は英語で「JAPANESE ONLY」と記して消極的に対処する」程度で、 外国語と日本語を併記したサイトを運営する方なんてかなり限られているでしょう。
限られた言語のみのテキストだと自然と交流相手は言葉の通じる者同士となり、その範囲での常識に支配されていく。 となればもしかすると知らず知らずのうちに誤解や文化摩擦を招くような発言をしているかもしれません。
「JAPANESE ONLY」という表記で海外とを隔てる壁は実際の所、言語さえ克服すれば無きに等しいものです。 「JAPANESE ONLY」とはまた、意味合いとしては日本においてのみ責任を負うという内向きな壁であるとも言えます。
今回のメーカーによる「海外からのアクセス規制・遮断」は、 「日本で使われる固有の言語の壁より内側(日本国内)が自社の責任(管轄)を負う範囲であり、 その外に関しては責任を負わないという表明だけでは、責任範囲を区切る事が許されないと見做された事も一因と言えるでしょう。
“2009年にはILLUSIONが2006年に作成し、 コンピュータソフトウェア倫理機構の審査を通過して日本国内の18歳以上向けに発売していたアダルトゲーム『レイプレイ』 （en:RapeLay）が、2009年2月に英国Amazon.comでディーラーズ販売（Amazonではマーケットプレイスと呼ばれる販売方式） されていたことをベルファスト・テレグラフ（en:The Belfast Telegraph）が報じた”2009年の一連の騒動のきっかけとなったイギリスでの『レイプレイ』騒動については、 そもそも同タイトルは日本国内向けとしてソフ倫の審査を受けたものであり、日本国内のみの流通を前提としている事から、 非正規に海外で(メーカーにとっては意図しない)販売がされてしまったと言えます。 今回のケースでは個人で売り買いできるサービスで取り扱われたようです。
(アダルトゲームと表現の規制 - Wikipediaより)
この件で問題の焦点となったのは「女性に対する性犯罪行為」が描かれシミュレート(疑似体験)出来るという事であり、 当初イリュージョンが反論の一つとした国外での販売、およびサポートはしてない(無断で国外に流通された) という反論は問題視されませんでした(もしかするとその反論が無責任な対応だと捉えられたのかもしれません)。
※なお、この「海外からのアクセス規制・遮断」については今回の《10大エロゲニュース》では、 「規制問題」の枠に留まらない問題でもありインパクトのあった出来事であった事から、別々のニュースとして分けてます。
■その「規制問題」については今回の集計では、 別ニュースとした「海外からのアクセス規制・遮断」の次に 「陵辱系ゲームソフト製造販売の規制・禁止・メーカー解散・タイトル変更」といった製造側に生じた問題と、 毎年のように議論が沸き立ち危機感が迫る「児ポ法・法規制問題」、 そして「海外からの圧力」が関心ある事として挙げられてました。
まず「陵辱系ゲームソフト製造販売の規制・禁止・メーカー解散・タイトル変更」 といった製造メーカーに対する規制等について。
まず影響を受けて「解散したメーカー」については、 別ニュースの「メーカーの活動休止」でも含まれていないように具体的にどのメーカーの名前も挙げられていなかったりします。 確かにそういったジャンルのメーカーの解散はありましたけどそこまで大きな事でもなかったという事でしょうか。
また「タイトル変更」についても《2009年に良くも悪くも話題となった作品及びメーカー》で取り上げているタイトルで挙がってないように、 具体的なタイトルは誰も挙げられてませんでした。『しこたまスレイブ』が廉価版で『しこたま』となったり『町ぐるみの罠』とか、 いくつか変更されたものはあったんですが。
つまりは「陵辱系ゲームソフト製造販売の規制・禁止」という突然の表現規制問題に注目が集まったという事ですね。 そしてその規制や禁止の影響が具体的にどんなタイトル作品に及んだのかが(タイトル名が挙がっていないように) 判りにくかった事が集計に現れていると。この企画での集計で偶々そうなっただけかもしれませんが。
またこれは規制を決めた業界団体に対するユーザー側からの批判や説明の渇望も含まれているのでしょう(ソフ倫側も伝え方については反省したいとの事)。
もし去年の動きの中でどこかのメーカーが規制に伴う変更点などを具体的に説明した上で仕様変更を表明したとすれば (加えて変更に伴う不満など挙げられたら)、それが凌辱系の大手だったらかなりの注目を集めたかもしれません。 現に6月頃だといくつかのメーカーの方で業界団体との会議に関するコメントが挙がっており、大まかな状況報告は注目を集めました(幾つかの報告は後日に削除されてましたが)。
一応、ソフ倫側も苦渋の判断の末、メーカーやショップと言った業界全体を守るために倫理規定の改正に踏み切らざるを得なかったそうです。 またCSA(コンテンツ・ソフト協同組合)の方でも表現の幅を出来るだけ狭めないように細かな対応をする為に、 プロットの段階から見せてもらう(問題がないかどうか相談する？)というような配慮を示されてるそうです。
そういえば雑誌での新作情報を見てると結構きつそうな内容のものが掲載されているので、ちょっと実感が湧きにくいかな。 その手のジャンル作品のCG描写が生々しいだけで内容ではトーンダウンしているのかもしれませんけど。
(『ダークブルー』というタイトルではかなりどぎついグロシーンがあるそうな)
「児ポ法・法規制問題」は海外からのパッシングに便乗して某団体が活発に行動した事で法規制強化の危機が生じました。 表現の自由と憲法との問題と絡んだ議論ではなく、『宮沢りえのサンタフェ』論争など底の浅い感情論と思いつきの走った議論の末、 夏の総選挙で有耶無耶になってしまいましたが。
まぁまた2010年にも再燃しそうですよねぇ。今年こそ冷静に正しく情報を整理して、 法の本来の趣旨と照らし合わせて真に必要とされる事項と不必要な事項を分けた上で、正常な議論のやり取りと正しい判断が示される事を望みます。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
今回の《十大エロゲニュース》企画では、 企画趣旨として重大ニュースを挙げて貰うけど10件も必ず要しないとしてましたが、 それでもウチを含めて10件の大きな出来事をどうにか捻り出そうとして、そして苦慮される方が結構おられた印象でした。
挙がっている傾向では、毎年恒例の「発売延期・バグ」の他は、 やはり最も話題性や関心が高かったのは「規制問題」。 2009年だけでも「凌辱ゲー禁止」など作品自体に影響する出来事が生じてましたので、 そういった緊迫感と危機感が悪い意味で継続していったと言えます。
「3Dゲーム」がこれまでで最も話題となったのも、コミケに代わりうるイベントがアキバで開催された事が、 2009年の話題の傾向でしょうか。
挙がってきたタイトル(話題となったタイトル)の傾向についてですが……前回64タイトルだったのに対して今回は54タイトル (ただしウチの分がかなり水増し状態なのでその18タイトルを削ると36タイトルに)となってますけど、 そもそも今回参加されたサイトが減少(21⇒14サイト)した事がかなり影響しての数値だと思われます。
《話題となったタイトル》の変遷07年が「Nice boat.」、08年が「バグ・延期」だとすればこの2009年は「やっと発売」といった所かな。 『さくらさくら』のようにもう少し発売時期が早ければ『Dies irae』も今回の票を展ばせたかもしれません(今回2票)。
《2009年 14サイト》
(9)『さくらさくら』
(5)『Tech48』『夏色ペンギン』『ひしょ×ひしょ』
(4)『Trample on “Schatten!!”』
(3)『太陽の子』『Garden』『夜明け前より瑠璃色な・MC』『恋色空模様』『ティアラ』『星空のメモリア』
《2008年 21サイト》 (→2/3にした参考用の数値)
(16)『Garden』 →10
(12)『魔法少女アイ参』 →8
(7)『それは舞い散る桜のように 完全版』 →5
(6)『フォーチュン アテリアル』『おまかせ！とらぶる天使』『さくらさくら』 →4
(5)『Rewrite』 →3
(4)『リトルバスターズ! エクスタシー』『ホワイトアルバム』『ToHeart2 AnotherDays』『まじかる★プリンス』 →3
(3)『るいは智を呼ぶ』『コンチェルトノート』『キラ☆キラ』『ef』『ハーフエルフ触手陵辱DS』『Volume7』 『11eyes』『クラナド』『俺たちに翼はない』『恋する乙女と守護の楯』『CHAOS;HEAD』 →2
《2007年 17サイト》
(14)『SchoolDays』
(9)『リトルバスターズ！』
(7)『おまかせ！とらぶる天使』
(6)『Dies irae』
(5)『桃華月憚』『僕らのいきなり同棲計画』
(4)『娘姉妹』
(3)『姫騎士アンジェリカ』『キラ☆キラ』『ひぐらしのなく頃に』
ここで挙げた《話題となったタイトル》と以下の実売ランキングと評価ランキングを見てみますと
◎Getchu.com ：PCゲーム館 2009年・年間セールスランキング
1位 真剣で私に恋しなさい!!
2位 夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-
3位 ましろ色シンフォニー
4位 タユタマ -It’s happy days-
5位 天神乱漫
6位 アリス2010
7位 姫狩りダンジョンマイスター
8位 祝福のカンパネラ
9位 SHUFFLE！ Essence＋
10位 BALDR SKY Dive2“RECORDARE”
◎amazon.co.jp Best of 2009 ランキング アダルトPCゲーム
1位 真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~
2位 真剣で私に恋しなさい!!
3位 鬼畜眼鏡R 鬼畜眼鏡ファンディスク 初回限定版
4位 sweet pool 初回生産版
5位 夜明け前より瑠璃色な -Moonlight Cradle-初回版プレミアムエディション
6位 リトルバスターズ エクスタシー 通常版
7位 姫狩りダンジョンマイスター
8位 D.C.II P.C.~ダ・カーポII~プラスコミュニケーション 初回限定版
9位 鬼畜眼鏡 通常版
10位 3Dカスタム少女
◎エロゲネタ＆業界板ベストエロゲー 2009年度結果(有効票 3011)
加点制で集計した場合
1 (447)BALDR SKY Dive2 "RECORDARE"
2 (383)俺たちに翼はない
3 (379)BALDR SKY Dive1 "LostMemory"
4 (370)装甲悪鬼村正
5 (265)星空のメモリア -Wish upon a shooting star-
6 (217)真剣で私に恋しなさい！
7 (163)しろくまベルスターズ♪ 8 (154)Dies irae -Acta est Fabula-
9 (130)姫狩りダンジョンマイスター
10 (125)さくらさくら
得票制で集計した場合
1 (216)BALDR SKY Dive2 "RECORDARE"
2 (195)BALDR SKY Dive1 "LostMemory"
3 (180)俺たちに翼はない
4 (160)装甲悪鬼村正
5 (150)星空のメモリア -Wish upon a shooting star-
6 (132)真剣で私に恋しなさい！
7 (93)しろくまベルスターズ♪
8 (87)さくらさくら
9 (85)姫狩りダンジョンマイスター
10 (82)ましろ色シンフォニー
女性向けが多いのはアマゾンの仕様です(苦笑)。これら結果と比較するとほとんど《話題となったタイトル》と一致しない結果にッ ……結果になりましたorz
……というかこうなると《話題となったタイトル》が本当にそうなのかってウチ自身が思ってしまいそうだ(汗)。こちらは 「良くも悪くも」という事でバグや延期で話題となったもの(悪い話題)が挙がりやすい傾向ではあるんですけど。
《話題となったタイトル》で「売れた数と話題性とが一致していない事」はそれぞれのサイトの方の購入傾向次第ですから、 一致しない事は仕方がないかもしれません。とは言え、 例えばヒットした『真剣で私に恋しなさい!!』や『祝福のカンパネラ』『ましろ色シンフォニー』 などを取り上げるサイトがなかったりしたのは、 重大ニュースとして持ち上げるだけのインパクトが弱かったからなのか、 それともこの企画ではこういった部分も反映されにくいのか……。
《話題となったタイトル》で1位となった『さくらさくら』だけは他の統計のほとんどでも上位にありました (実売ではベスト10には入ってませんがGetchu.comで18位)。 『さくらさくら』については先に取り上げてますのでこちらでは簡単に触れますが、 長らくの延期と待ちに待った発売いう話題性もあったでしょうけど、やはり作品自体の評価も受けての《話題性》となってます。 それが今回の企画よりも広範囲なデータの統計でも(トップとはなってませんが)結果に現れたと言えます。
《話題となったタイトル》は悪いニュース以外では、 去年だと「アニメ化」「コミカライズ化」もよく挙がりましたけど、今回は皆無に等しいです。
2009年にそのような展開がないわけではありません。 『真･恋姫無双』『真剣で私に恋しなさい！』などのアンソロやマンガ雑誌でのコミカライズがあったし、 『水平線まで何マイル?』『真剣で私に恋しなさい！』『終わりなき夏 永遠なる音律』『恋する乙女と守護の盾(下巻)』 といったラノベ版も発売されてました。 しかし単行本化でもほとんど話題を耳にしてないのは……目新しさが足りないのもあるかもしれません。
そいえば『ほしうた』を原画担当のフミオさんがコミカライズ化してたのも単行本が先日発売されてて知ったぐらいけど、 これは単にウチの関心の度合いが低いからでしょうか(汗)。
そりゃぁ耳にしている話題もありましたよ、ウチは。 スーパーダッシュ文庫版『恋楯』や児玉 樹さん版『フォーチュンアテリアル』、 『夜明け前より瑠璃色な』が本編発売から数年経ての(『MC』発売後に)アンソロ化、 脳ホエさんの『夜明け前より瑠璃色なMC』コミカライズ化や 深山名月さんの4コマKINGSぱれっとコミックス『ToHeart2 SD 〜せーとかいでいず〜』発売とか。
でもそれはウチのネット周辺とかに限られますorz
アニメ化も『プリンセスラバー』『11eyes』放映があったものの、今回の企画ではそれらは移植関連でしか挙げられてません。 『Fate/stay night』劇場版って1月23日から上映開始してるし(広島でも上映あるんでしょうか?)、 これぐらい挙がっててもおかしくなかったんですけど。ウチはまだ先の話だとばかり思ってたんですが(1月上映とは知らず)。
(エロ原画ーのぺこさんが挿絵をする『迷い猫オーバーラン』のアニメ化もジャンル違いからか挙がってないです)
エロゲ原作のアニメ化は、ラノベ原作のアニメ化増加と反比例するように減少傾向らしいです (一応『祝福のカンパネラ』アニメ化も控えてはいます)。
参加サイト数が14サイトという事で断言したコメントを挙げにくいし、集計的にそうであっても偶々な可能性もあるわけなので、 はっきりと言い切れませんが(煮え切らないなぁ)、「アニメ化」「コミカライズ化」が今回挙がってこなかったのは、 コンテンツとしてのエロゲ原作への注目度や魅力が減少しつつある事の前触れを示しているのかもしれません。
(1/28未明)
※とりあえずここまで書いてます。時間が長引いてしまいすみません。
というか昼をゼリー飲料だけで過ごしてるからか空腹時間が多く、それでモチベがあがんないのかもしれない。
あと、金銭的にも色々ときついです。今日に29日新作を準備してましたが、『シュガーコートフリークス』 を買うかどうか何度も迷ってしまいました。でも今後の生活費とか考えると財布の紐を締めざるを得ないです。
夏コミ申込用のサークルカットの準備とかもあるので、ペースは落ちるかと思います。
テーマ的には《規制》関係をなんとか書きたいところですが。後は景気動向と市場の縮小についてだけど、 これ今回の重大エロゲニュースではほとんど挙がっていないので、これを取り上げるかどうかが微妙な所。
ただし、多分、2010年度の重大ニュースで取り上げる頃にはかなりの手遅れ感が生じてそうな気もします。
以下は使うかわかんない素材類ですので。
《規制問題》は今回、海外での騒動がきっかけとなりました。
改めて言うまでもなく、日本国内で審査されその国内での限定された販売が前提となっていたソフトが、 メーカーや審査機関の目の届かない海外で流通された(海外の個人による販売)という事も問題です。
しかしそれよりも、やはり犯罪行為をシミュレートするようなものだった事がより問題視されました。 これは事前にその内容について警告を掲示していたにしても、日本国内の一般的な理解を得るのでさえ難しいでしょう (こちらではゲームと現実は区別しており、脱法行為は現に行うと罪となる事は判りきってますが)。
無断で海外で取り扱われる(海賊版などが流通する)という問題が更なる問題に発展する事が明らかになった事から、 それに対するリアクションとして《海外からのアクセス遮断》をいくつかのメーカーが行ってます。 そもそも日本国内でのみ販売される事を前提に審査されている訳ですから、海外に向けてまで紹介する必要はなかったのです。 ただ一般にそういった制限を行う必要性をこれまで感じていなかった事から、 そのような対処を講ずるメーカーが無かっただけの事に過ぎない。
これはまた日本とは異なる文化・慣習を持つ海外との間で何らかの文化的な摩擦をも招きかねない、という危機感も 特に近年の復古主義や原理主義は
自分も大学時代に中東中央アジアイスラム圏の国際関係(主にはイラン・アフガン関係とカスピ海油田のインド洋側への供給方法) について調べてた分、イスラム関係の問題諸般についてはニュースでも目を通すようにしてますので、 デンマークでの風刺画事件のように文化的な価値観の違いが大きな摩擦を招いたケースを知ってます。 また『ジョジョの奇妙な冒険』第3部のOVAででコーランが不適切に使用され抗議を受けたケースなどは、 日本におけるイスラムとの文化的な摩擦としては割と身近なケースでした(特にイスラムに関しては作品で取り入れる際には細心の注意が必要と言えます)。
日本のエロゲは他の日本発のコンテンツと同様に日本人の文化的価値観を下地にしている分、 (よりリアリティを高める為にリサーチされる場合もあるでしょうけど) 海外を舞台とする場合は一般的な又はステレオタイプなイメージを採り易いでしょう、極端なイメージに至らないにしても。 ただ、エロゲが特殊なのは「性表現」の扱いについての問題がある事です。 「性」や「倫理観」などはその土地の宗教や思想(文化)によって扱われ方が異なります。 世俗性が強ければそういった性的なタブーへの敷居は低くなりオープンでしょうけど、 より原理主義的絶対視的にその文化を信仰しタブーを熱心に排除する人々は、 我々からすれば極端で異常に思えるくらいの反応を示します。
しかしながら、欧米のリベラルな価値観でいうと後進的で排他的に見えるし、 その原理主義がその文化や宗教の本質からも反れている場合もあるでしょうけど、 そういった古い価値観を守る文化圏に対して、後進的だからと相手に別の価値観を押し付け再教育する振る舞いは、 先進的だと絶対視し他者を受け付けない傲慢さを伴うのであれば、