※一昨年もそれなりにラノベとかを読んできてますが具体的な冊数記録とってませんでしたが、 確かその後半頃に「読書メーター」というものの存在を知りまして、 とりあえず切がいい頃を見計らい、2012年より読書数についてつけ始めてみました。(全5巻) と兎月山羊さんの『アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)』(全5巻)、 松智洋さんの『迷い猫オーバーラン!』(全12巻)が3月に、 そしてサイトウケンジさんの『101番目(ハンドレッドワン)の百物語』(全8巻) 小栗秀幸さんの『シニイタルヤマイ』(『まどかマギカ』マミさん同人小説) と、1～数年がかりで読んできたシリーズ物が完結してます。
そうして積み重ねました2012年の読破数は「読書メーター」84冊。
実は「読書メーター」に登録されてない同人小説も読んでますのでその3冊を含めると87冊を読んだ事となります。
その前の年は『神様のメモ帳』と『インフィニット ストラトス』、 『ロウきゅーぶ』をまとめて読んだりしてましたけど、 2012年は『ソードアート・オンライン』『魔法科高校の劣等生』『はたらく魔王さま！』「古典部シリーズ」という、 割とまとまった数のシリーズをまとめ読みしてますから、その分だけ上積みされてて……。 購入に費やした金額を数えるのが恐ろしいくらい(苦笑)。
「読書メーター」で2012年の読書量がほぼデータ化されましたので、 ちょっとそのデータを分析してみようかなと思います。
【読書メーターでの2012年の年間まとめ】
2012年 84冊 26679ページ
※同人の小説は基本的に含まれてないです。
※以下のデータでは未登録の同人小説を含みます。
《月別読書タイトルリスト》
[2012年1月 5冊]
シニイタルヤマイ vs杏子(※同人)
犯人は夜須礼ありす (MF文庫J)
灼熱の小早川さん (ガガガ文庫)
RAIL WARS! 日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)
ギルティクラウン レクイエム・スコアⅠ(トクマ・ノベルズ）
[2012年2月 5冊]
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)
僕の妹は漢字が読める3 (HJ文庫)
ロウきゅーぶ!10 (電撃文庫)
6―ゼクス (電撃文庫)
ＵＮ－ＧＯ 因果論 (ハヤカワ文庫JA)
[2012年3月 4冊]
迷い猫オーバーラン!12 (集英社スーパーダッシュ文庫)
死想図書館のリヴル・ブランシェ5 (電撃文庫)
アンチリテラルの数秘術師5 (電撃文庫)
ギルティクラウン レクイエム・スコアⅡ(トクマ・ノベルズ)
[2012年4月 6冊]
双子と幼なじみの四人殺し2 (GA文庫)
生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない10 (電撃文庫)
アリス×アカデミィ －彼女のついたウソ－ (GA文庫)
ありす×ユニバース －キャプテンはJK－ (GA文庫)
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金2 (ファミ通文庫)
[2012年5月 7冊]
氷菓 (角川文庫)
愚者のエンドロール (角川文庫)
クドリャフカの順番 (角川文庫)
僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫)
遠まわりする雛 (角川文庫)
RAIL WARS!2 日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)
101番目の百物語6 (MF文庫J)
[2012年6月 4冊]
ギルティクラウン PRINCESS OF DEADPOOL
天使の3P! (電撃文庫)
ギルティクラウン レクイエム・スコアIII (トクマ・ノベルズ)
ふたりの距離の概算 (角川文庫)
[2012年7月 13冊]
ビブリア古書堂の事件手帖 (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖2 (メディアワークス文庫)
ビブリア古書堂の事件手帖3 (メディアワークス文庫)
ソードアート・オンライン1 アインクラッド (電撃文庫)
ソードアート・オンライン3 フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
妹(マイ)ホーム2 (電撃文庫)
ソードアート・オンライン5 ファントム・バレット (電撃文庫)
冴えない彼女の育てかた (富士見ファンタジア文庫)
ソードアート・オンライン6 ファントム・バレット (電撃文庫)
ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)
ソードアート・オンライン2 アインクラッド (電撃文庫)
ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)
[2012年8月 9冊]
シニイタルヤマイwithまどか(※同人)
時空のデーモン めもらるクーク 愛と青春の堕落(※同人)
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金3 (ファミ通文庫)
双子と幼なじみの四人殺し 3 (GA文庫)
ギルティクラウン レクイエム・スコアIV (トクマノベルズ)
101番目の百物語7 (MF文庫J)
クロクロクロック1/6 (電撃文庫)
ソードアート・オンライン9 アリシゼーション・ビギニング (電撃文庫)
ソードアート・オンライン10 アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)
[2012年9月 7冊]
探偵・花咲太郎は閃かない (メディアワークス文庫)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫)
魔法科高校の劣等生1 入学編(上) (電撃文庫)
魔法科高校の劣等生2 入学編(下) (電撃文庫)
RAIL WARS!3 日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)
魔法科高校の劣等生3 九校戦編〈上〉 (電撃文庫)
魔法科高校の劣等生4 九校戦編〈下〉 (電撃文庫)
[2012年10月 9冊]
僕と彼女のゲーム戦争4 (電撃文庫)
魔法科高校の劣等生5 夏休み編+1 (電撃文庫)
生徒会探偵キリカ3 (講談社ラノベ文庫)
生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫)※再読
ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
ロウきゅーぶ!11 (電撃文庫)
はたらく魔王さま! (電撃文庫)
はたらく魔王さま!2 (電撃文庫)
はたらく魔王さま!3 (電撃文庫)
[2012年11月 9冊]
ギフテッド (電撃文庫)
ギフテッドII (電撃文庫)
はたらく魔王さま!4 (電撃文庫)
はたらく魔王さま!5 (電撃文庫)
はたらく魔王さま!6 (電撃文庫)
RAIL WARS!〈4〉日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)
魔法科高校の劣等生6 横浜騒乱編〈上〉 (電撃文庫)
冴えない彼女の育てかた2 (富士見ファンタジア文庫)
魔法科高校の劣等生7 横浜騒乱編<下> (電撃文庫)
[2012年12月 9冊]
中二病でも恋がしたい!
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金4 (ファミ通文庫)
中二病でも恋がしたい! 2巻
ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)
魔法科高校の劣等生8 (電撃文庫)
101番目の百物語8 (MF文庫J)
大図書館の羊飼い overture (ファミ通文庫)
シュタインズ・ゲート 変移空間のオクテット1 (富士見ドラゴンブック)
生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)※再読
※7月の読書量はないわ～(苦笑)。漫画単行本の続きが気になると思い読みだした『ビブリア古書堂』原作小説と、 アニメ1話目が面白くて続きが気になったので読み始めた『ソードアートオンライン』がほとんど占めてますけど。 2012年前半に対して後半の読書量が極端に多いのはシリーズ物を連続して読んでるからですな。
それと6月が少なかったのは梅雨時で通勤中の読書量が減ってる事(天候は結構影響してます)と、 図書館周ったり資料を読んでたりと色々個人的に東ローマ帝国とか8世紀の歴史とか調べ事してたからです。
何はともあれ『ソードアートオンライン』はひとつの契機ですね。これがここまで面白いなら、 他にも電撃文庫で推してる作品に面白いのがあるかもしれんなという事で、 次にどのシリーズ物を読もうかと挙げてた候補がその後に読破してる『魔法科高校の劣等生』と『はたらく魔王さま!』 なんです。
『RAIL WARS! 日本國有鉄道公安隊』『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』 という2012年追い続けた作品は2012年序盤に出会ってますね。
《ジャンル別(大まか)》
[学園 16作品]
灼熱の小早川さん
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
死想図書館のリヴル・ブランシェ
アンチリテラルの数秘術師
101番目の百物語
ロウきゅーぶ!
迷い猫オーバーラン!
氷菓(古典部シリーズ)
アリス×アカデミィ －彼女のついたウソ－
僕と彼女のゲーム戦争
天使の3P!
妹(マイ)ホーム
冴えない彼女の育てかた
中二病でも恋がしたい!
生徒会探偵キリカ
大図書館の羊飼い overture
[事件・推理 12作品]
犯人は夜須礼ありす
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
6―ゼクス
ＵＮ－ＧＯ 因果論
双子と幼なじみの四人殺し
RAIL WARS!―日本國有鉄道公安隊
生徒会探偵キリカ
氷菓(古典部シリーズ)
ビブリア古書堂の事件手帖
クロクロクロック1/6
探偵・花咲太郎は閃かない
ギフテッド
[ファンタジー 7作品]
死想図書館のリヴル・ブランシェ
アンチリテラルの数秘術師
101番目の百物語
魔法科高校の劣等生
はたらく魔王さま!
時空のデーモン めもらるクーク(※同人)
シニイタルヤマイ(※同人)
[SF 6作品]
ギルティクラウン
僕の妹は漢字が読める
ありす×ユニバース －キャプテンはJK－
ソードアート・オンライン
時空のデーモン めもらるクーク(※同人)
[社会・家族 5作品]
迷い猫オーバーラン!
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
妹(マイ)ホーム
はたらく魔王さま!
※キャラクター性よりも物語性、あと出来れば事件物というのがウチの最近の好みですが、 ラノベというと学園が舞台という作品が多いですから、ジャンルで一番多いのはやはり学園物となるんですね。 事件物はその次。
《2012年読んだ著者》
《2012年読んだ著者(総合)》
(合計 2012年以前刊行-2012年刊行)
川原 礫(12 7-5)
『ソードアート･オンライン』7-5
佐島 勤(8 4-4)
『魔法科高校の劣等生』4-4
和ヶ原 聡司(6 3-3)
『はたらく魔王さま!』3-3
米澤 穂信(5 4-1)
『氷菓』シリーズ 4-1
鳳乃一真(4 0-4)
『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』0-4
豊田 巧(4 0-4)
『RAIL WARS』0-4
ゆうきりん(4 0-4)
『ギルティクラウン (レクイエム・スコア)』0-4
蒼山 サグ(3 0-3)
『ロウきゅーぶ!』0-2
『天使の3P!』0-1
サイトウケンジ(3 0-3)
『101番目の百物語』0-3
杉井 光(3 1-2)
『生徒会探偵キリカ』1-2
丸戸 史明(3 0-3)
『冴えない彼女の育てかた』0-2
『時空のデーモン めもらるクーク 愛と青春の堕落』-1(※同人)
三上 延(3 2-1)
『ビブリア古書堂の事件手帖』2-1
伏見 つかさ(2 0-2)
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』0-2
森田 陽一(2 0-2)
『双子と幼なじみの四人殺し』-2
関 涼子(2 0-2)
『ありす×ユニバース －キャプテンはJK－』
『アリス×アカデミィ －彼女のついたウソ－』
師走トオル(2 0-2)
『僕と彼女のゲーム戦争』0-2
虎虎(2 0-2)
『中二病でも恋がしたい!』0-2
小栗秀幸(2 0-2)
シニイタルヤマイ withまどか
シニイタルヤマイ vs杏子
入間 人間(2 1-1)
『クロクロクロック』0-1
『探偵・花咲太郎は閃かない(2009年)』1-0
二丸 修一(2 1-1)
『ギフテッド』1-1
《2012年読んだ著者(2012年刊行のみ集計)》
川原 礫(5)
『ソードアート･オンライン』5
鳳乃一真(4)
『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』4
豊田 巧(4)
『RAIL WARS』4
佐島 勤(4)
『魔法科高校の劣等生』4
ゆうきりん(4)
『ギルティクラウン (レクイエム・スコア)』4
和ヶ原 聡司(3)
『はたらく魔王さま!』3
蒼山 サグ(3)
『ロウきゅーぶ!』2
『天使の3P!』1
丸戸 史明(3)
『冴えない彼女の育てかた』2
『時空のデーモン めもらるクーク 愛と青春の堕落』1(※同人)
サイトウケンジ(3)
『101番目の百物語』3
杉井 光(2)
『生徒会探偵キリカ』2
伏見 つかさ(2)
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』2
森田 陽一(2)
『双子と幼なじみの四人殺し』2
関 涼子(2)
『ありす×ユニバース －キャプテンはJK－』
『アリス×アカデミィ －彼女のついたウソ－』
師走トオル(2)
『僕と彼女のゲーム戦争』2
小栗秀幸(2)
シニイタルヤマイ withまどか
シニイタルヤマイ vs杏子
(※年末イベント頒布だけどショップ販売は多分年始)
虎虎(2)
『中二病でも恋がしたい!』2
米澤 穂信(1)
『氷菓』シリーズ 1
三上 延(1)
『ビブリア古書堂の事件手帖』1
入間 人間(1)
『クロクロクロック』
二丸 修一(1)
『ギフテッド』1
※作家さん別でのデータをそのまま見るとシリーズ物を多く出される方が突出する事から、 2012年に刊行されたものだけで集計してみたのが上記の数値です。
それでも『ソードアートオンライン』の川原 礫さんが一番多い5冊となってますね。 この度は読んでませんが『アクセルワールド』もほぼ年間を通じてシリーズ出されてるので、 1冊の分厚さを合わせてみても1年間にかなり執筆されてるとわかります。 『魔法科高校の劣等生』の佐島 勤さんは電撃文庫デビュー2年目ですけど、こちらも年間4冊というペースなんですね。
ゆうきりんさんの『ギルティクラウン (レクイエム・スコア)』はアニメのノベライズ。 とはいえ単純にアニメをテキスト化したのではなく、補足するような内容にもなってます。
『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』の鳳乃一真さん、 『RAIL WARS』の豊田 巧さん、 『はたらく魔王さま!』の和ヶ原聡司さんは2012年になって読み始めてて、その年の刊行物もほぼ読破し、 続きが気になってる作家さんですね。
『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』(ファミ通文庫)は学園部活物ではありますが、舞台となる学園島(!)の意外すぎる場所に隠されてる 「七々々コレクション」というお宝を探して周るというトレジャーアドベンチャーあり、 出し抜いたりもしてくるキャラ同士の交流を描いてる学園物でも一応あり、 そして地縛霊となり主人公の部屋でニートゲーマー生活(マテ)してる龍ヶ嬢七々々って子を殺した犯人を ……追ってるんだよね(ちょっと忘れそうだった)。
「第13回エンターブレインえんため大賞」大賞受賞だそうですが、文字通りのエンターテインメントに富んだラノベです。 ちなみに主人公も色々と謎とか抱えてて苦労してますな(苦笑)。
『RAIL WARS 日本國有鉄道公安隊』(創芸社クリア文庫)は国鉄が分割民営化とかしなかったらという世界を舞台に、 鉄道学校の研修で鉄道公安隊に配属された主人公らが様々な鉄道トラブル(主に鉄道テロ対応)に突撃していくストーリーです。
バーニア600さんさんによるイラストで再現されてる鉄道車両の数々 (レトロ系からEH10機関車の鉄道公安仕様、鋼鉄製の205系、オールダブルデッカー寝台客車など空想車輌) も中々熱いですし、 若き至りとはいえ死にそうデスなくらいに無茶アクション繰り広げてる主人公ら 「第四警戒班(けいよん)」の面々の活躍も熱いです。
拠点の東京駅をメインに北海道とか長野とかがこれまでの舞台ですけど、そろそろ西にも進出しないかなぁ。
『はたらく魔王さま!』(電撃文庫)は異世界で勇者に敗れて撤退した魔王とその参謀が日本という異世界に辿り着き再起を図っていく、 はずのストーリー。しかし再起どころか働かないと日本で1日も暮らせないという世知辛いのが実態(苦笑)。 魔王討伐の為に日本まで追ってきた勇者エミリアさんも全く同じ状態に陥り、年齢まで偽って(!) テレホンアポインターのOLしてます(苦笑)。
出だしからそのような目標と現実とのギャップに苛まれてるんですけれども、 それに馴染んで愛着持ってるからだけでなく本性がそうだったのか、 異世界バトルを都心で始めても遵法精神とアルバイト最優先(笑) で相手や勇者からも呆れられてしまうなんていう所の落差も激しすぎ。 消費者センターに悪徳商法の相談を申し立ててるんですよ、魔王さまが！(2月の短編集に収録されるかなこの話は?)
巻が進むにつれて勇者エミリアと魔王さまとの関係も絶妙になったり、敵だった奴が仲間になったり、 異世界の方で陰謀が巡らされていたりとちょっと複雑な様相となってますが、 魔王さまと勇者エミリアと魔王さまの同僚のちーちゃんの三角関係だけでなく、 参謀の芦屋さんの方でも浮いた話が出てきそうな感じなので、良い方向で賑やかになってくるかなぁと期待中。
以上の作品に加え、策謀を巡らして大統領選を制していく2巻目の展開が凄かった二丸修一さんの『ギフテッド』 が、2013年にウチが個人的に特に注目する事となるでしょう。
※2012年といえば折口良乃さんの『死想図書館のリヴル・ブランシェ』
異能力物というと今までにも数多くの作品が登場してますが、『死想図書館のリヴル・ブランシェ』『アンチリテラルの数秘術師師』『101番目の百物語』は 題材となる書物・数学・言い伝え(など)が武器にも人との絆にもなってるストーリー。そして どちらもライバルとして立ちはだかったキャラが仲間になっていくという盛り上がり方が最骨頂となった所で、 物語の決着に至らしめる最後の転機を迎えて、良い余韻で幕を下ろしてましたね。
『迷い猫オーバーラン!』も…まぁ途中物議かもしたけど、最後まで読み終えてみますと、 やはり人情物として好きな作品だったんだなって感じました (『パパの言う事を…』もアニメでの印象では人情物あり社会生活あり…かな？っと思ったのでちょっと読んでみたいかも)。
『シニイタルヤマイ』はマミさん魔法少女レベル0からの成長、マスカット銃をあのように使うようになるまでとか、 が丁寧に語られてた同人小説で、最後のお菓子の魔女との戦いも原作アニメとは全く違う結末となり…… ほむほむ出番なかったけど(苦笑)。とりあえず 小栗秀幸さんのHP でも読む事が出来ますので。
もしまだ読んだ事がないのでしたら、人と人との横の繋がりの大事さも感じられるし、 ちょっと変わった異能力物としても楽しめると思いますのでお勧めしたい完結してるシリーズです。
※2013年の今のところウチが目をつけてる傾向は、ただの学園生活ではないもの(もしくは学園物以外)、 ただの学園部活ものではないもの、頭脳戦、というジャンルかなぁとだいたい思い浮かんでるところです。
具体的には『はたらく魔王さま！』『ギフテッド』『生徒会探偵キリカ』『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』『RAIL WARS』 『双子と幼なじみの四人殺し』という辺りが収まるかな。
これに加えて、2013年に入って既に読み始めてるんですけど小学館ガガガ文庫『羽月莉音の帝国』という既に完結してるシリーズに、 今更なんですけど注目してるところです。
もうすぐ1巻目が終わるかな～という所なんですが、 入部当初の部費が設備投資とか部室敷地の借用とかで-276万円だったはずなのに、 第5章までで206億円の部費を抱えてると。その間は学校生活とかよりも部活…というよりも営業や何でも屋のような業務？ なんていう激しくブラックな日常なんだけど、ともかく目標は革命部による日本からの独立国の建国 (その予定地・猿島は数年前に横須賀から眺めてるわ～)なんていうスケールのデカいラノベとなってます(苦笑)。
独立なんて冗談だろって読み始めて思いましたけど、 ビジネス展開の恐ろしいまでの(むしろこれはさすがにありえないわぁと思うくらいの)行動力の素早さ、 そして1巻目の途中で稼いでいる現実味なさ過ぎな部費の額を見てると、 独立どころかどこまでスケールインフレさせるつもりなんだろうって思っちゃいますね。
(2013 1/9 15：00)
※文字に少し色を追加、関連1件追加、読書メーターからウチの感想記事を転載。(2013 1/9 20：45 夕飯後に『羽月莉音の帝国(1)』読み終えました)
(関連)
■読書メーターでの2012年の年間まとめ(11冊の感想が掲載されてます)。
■庶民派ファンタジー『はたらく魔王さま！』 (2012年10月24日)
■「氷菓事件」がアニメでは6月に解決したという理由 (2012年5月27日)
■『氷菓』について、個人的に思う点についてのいくつか (2012年5月16日)
■些細な出来事、その真相の深み 古典部シリーズ読み始めてます。 (2012年5月11日)
■夢の鉄道パラダイス！ 『RAIL WARS! 日本國有鉄道公安隊』 (2012年1月19日)
■2011年にウチが読んだ主なライトノベルはこんな感じ(その2) (2011年12月23日 ※ここで挫折……)
■2011年にウチが読んだ主なライトノベルはこんな感じ(その1) (2011年12月12日)
■電撃文庫『神様のメモ帳』 ニート探偵は儚げな黒髪少女 (2011年1月13日)
■2010年にウチが読んだ主なライトノベル (2010年12月25日)
■文系アクションと黒髪メイドさん 電撃文庫『死想図書館のリヴル･ブランシェ』 (2010年12月21日)
※おまけ。読書メーターに掲載のウチの感想を転載してます。この先ネタバレ注意。
■『アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈5〉』 (電撃文庫)
数学苦手でしたがそんなウチでもなんか凄い数字の異能力が飛び交ってる場面には常に見入っておりました。 そんな物語もこれでついに読了と。エピローグのあの場面は。2度読みで状況把握しましたが。 裏でそんな仕掛けが施されてたとはね。と驚きましたな。ラストまで到達しました時、 このシリーズに出会えて最後まで読めて良かったと、そう思いました。
(03/26)
■『RAIL WARS!〈2〉日本國有鉄道公安隊』 (創芸社クリア文庫)
金髪の王子様については割と早々に予想しててその通りでしたが(苦笑)。 後半は寝台列車『北斗星』での旅が結構スリリングな大捕物となってたので一気に読み進めてしまいました。
(05/21)
■『天使の3P!』 (電撃文庫 あ 28-11)
『天使の3P』読了。最後にこの先の展開についてひとつの目標が示されてるわけだけど、 どんな方向に話を膨らますのか、まだ1巻目なのでこれから出るであろう？続刊で見守る感じかな。 そしてマスターのお仕事が気になる(苦笑)。
(06/11)
■『ふたりの距離の概算』 (角川文庫)
遠距離走という只の学校行事の筈が、後輩の退部の原因の理由について真相を探らなければならないという、 折木本人にとって不本意かつ責任の重い事が圧し掛かってる。 そんな重荷が実感できるようなロードムービー的エピソード。ただ、その重荷は今回は折木本人の想像以上に、 重かったのであろう。真相が判っただけで解決は出来ない、ゴール後の事も語られない幕引きの後味がほろ苦かった。
(06/26)
■『101番目の百物語7』 (MF文庫J)
元よりそんな性質を持ち合わせてはいましたが冗談めかされ、 にぱっとされる事多過ぎて忘れそうでした魔女キリカの思い掛けない裏切りからとんでもない展開になってて驚きました。 しかし最後の戦いの意図にはキリカのもうひとつの本質が秘められたんだなぁと、 更に一之江さんの本心までも絡み、あのような落とし所に導くなんて……。 いやいや、どんな窮地であろうと完全ハッピーエンド狙うハーレム主人公なんですから、モンジ君、 早く気付いてここまでの全てに決着つけてあげなさいって。本当の終幕、最高のハッピーエンドをお待ちしてますよ。
(08/25)
■『探偵・花咲太郎は閃かない』 (メディアワークス文庫)
『クロクロクロック』1冊目読んだ後にそこに登場する一人が主役張ってると訊いて読んでみました。 主人公は探偵なので当然事件に絡むんだけど、偶然の積み重ねで結果(解決)に至ってるだけって事ばかりで、 こんなのが探偵小説だなんて詐……ああ「閃かない」んでしたな。 探し物の案件が占めてると言う点ではある意味実際の探偵業らしいかなぁと思おうにも、 にしては結構奇異な事件だったり(笑)。テキストも即興的な語り口調なので主人公視点・ 思考でノリも主人公の性格反映させてる感じ。ダメッぽそうでいますが本気で閃けばもしかすると……。
(09/08)
■『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11)』 (電撃文庫)
妹・桐乃と京介との冷戦の真相がついに明かされた… というよりもそうなったきっかけに一番身近な幼なじみも絡むんだろうなとは思ってましたが、 過去編で語られたりした根深い核心部にまで関わってたんですね、意外な所に真ラスボス!? 結構お節介焼きに見えた京介にもそれにまつわる苦い中学時代の思い出があったみたいだし。 しかし最後の12巻序章、あやせが冬コミに参戦(コスプレ!?)するだけでも笑激なんですけど、 まさかそこで最終戦争始まるのか(苦笑)。さっきも勤務先で誰が勝者となるかで盛り上がってましたよ。 どーなるんでしょ。
(09/11)
■『RAIL WARS!〈3〉日本國有鉄道公安隊』 (創芸社クリア文庫)
警四の面々、今回も大活躍！ 碓氷峠について筆者の方は凄い思い入れがあるようで、 そこを爆走するシーンは、身体まで使って強引に爆走突破とか絶対ありえないんですが(苦笑)、 だからこそもう読んでる方もテンションアップで読むのが止まりませんでしたよ。 シリーズ屈指の鉄道アクションでした。警四の仲に生じてた齟齬もとりあえず収まったけど、 まだちょっと目が離せない感じデスね。そして事件は終わってない！ 更なる活躍とか國鉄のトンデモ秘密兵器(笑)登場とか期待しつつ早く続き読みたいです！
(09/19)
■『僕と彼女のゲーム戦争4』 (電撃文庫)
途中まで読みかけてましたが昨日に一気に読了。格ゲーのプレイスタイルについての解説とか指導メインでちょっと読みにくかったかも。 でも今まで格ゲーには余り関心が無かったから、 これを読んだ事で少しは最近の格ゲーのスタイルのひとつを知る機会にはなったかな。 次の巻で登場するっぽい別の学校のゲーム部が最後にはなってた台詞に吹きそうでしたが(苦笑)。
(10/05)
■『ギフテッドII』 (電撃文庫)
某米国大統領選の最中に読んでたのは偶然(苦笑)。以前より「MISSION 一国を操ってみろ」 と書かれた帯が気になってたんです。小国の大統領選で端的に異なる3候補が争うのですが、 影で支援する組織(一方は主人公ら)の戦略、終盤になるに連れて大きく変化する状況など、 どう転ぶか分からない話の展開に目を奪われました。で、最後のあのページとか1巻に続き色々と謎を残してますね。 1巻目のキャラは2巻では3人しか登場してないし、彼らの再登場含めて続きを待ちたいです。
(11/07)
■『RAIL WARS!〈4〉日本國有鉄道公安隊』 (創芸社クリア文庫)
今回は何と言っても小梅さんと飯田さんという警四の癒し系ヒロインの意外過ぎる面が印象的。 彼女らを本気にさせるといけません、主人公も気圧されてしまいます(苦笑)。 失踪が疑われる件の捜索が事件化していないからとは言っても理由付けないと着手できないのは、 それよりも大規模なテロの危機に対処してるからでも、対応悪いなぁと言う所でしょうか(お役所的という事かな)。 終盤の誘拐事件？解決は警四(と小型の電気機関車)大活躍でシリーズ屈指のアクションでした。 今回は現れてないなと思ってたら最後にあの人らも登場(次に再戦ですね)。
(11/18付)