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2006年のコンシューマ移植ギャルゲ―の傾向と来年の動き


 (参照 PS2移植タイトル発売予定表メモと発売済リスト)

※先日このリストを更新したんですがUPし忘れてたみたいです(汗)。14日発売の小一時間問い詰め『Wind』を発売済みに移動させるなど軽く更新。

※2006年のギャルゲを振り返るのは面倒なので(上のリストを見ればOK)、 どんなタイトルが移植されたのかとかをまとめてみます。
◎2006年発売の新規移植タイトル (26タイトル)

『Canvas2〜虹色のスケッチ〜』
『CLANNAD-クラナド-』
『ジュエルズオーシャン〜スター・オブ・シェレレオーネ』
『卒業 2nd Generation』
『はるのあしおと Step of Spring』
『IZUMO2〜猛き剣の閃記〜』
『つよきす〜Mighty Heart〜』
『桜華〜心輝かせる桜〜』
『ミステリート 八十神かおるの事件ファイル』
『パルフェ-Chocolat Second Style-』
『Soul Link EXTENSION』
『FESTA!! HYPER GIRLS PARTY』
『魂響 〜御霊送りの詩〜』
『六ツ星きらり〜ほしふるみやこ〜』
『メルティブラッド アクトカデンツァ』
『planetarian〜ちいさなほしのゆめ〜』
『_summer##』
『レッスルエンジェルス サバイバー』
『あやかしびと -幻妖異聞録-』
『Quartett! 〜THE STAGE OF LOVE〜』
『世界ノ全テ -two of us-』
『Gift-prism-』
『うたわれるもの−散りゆく者への子守唄−』
『ホワイトブレス〜絆〜』
『夜明け前より瑠璃色な〜Brighter than dawning blue〜』
『すくぅ〜る らぶっ 恋と希望のメトローム』


◎2006年発売の廉価版

『バルドフォースエグゼ』
『機神咆吼デモンベイン』
『CROSS†CHANNEL 〜To all people〜』
『カラフルBOX〜to LOVE〜』
『ピチカートポルカ〜縁鎖現夜〜』
『水月〜迷心〜』
『カルタグラ 魂ノ苦悩』
『White Princess the second』
『つよきす〜Mighty Heart〜』
『Wind-a breath of heart-』


◎2006年のメーカー別発売パッケージ数

通:通常版 限:限定版 廉:廉価版
去:2005年 来:12/15時点確定の来年の予定作

※【】ではカウントは限定版も「1」としてます。合計パッケージ数は2006年分のみ。
※[ ] 内はその年の新規タイトルの数。( )内は廉価版のタイトル数。

10パッケージ【通:2 限:2 廉:6 去:4 来:-】[2006:2t(6t) 2005:3t] KID
7パッケージ【通:2 限:3 廉:2 去:7 来:4】[2006:2t(2t) 2005:4t] Alchemist
5パッケージ【通:2 限:2 廉:1 去:3 来:2】[2006:2t(1t) 2005:2t] GNソフトウェア
5パッケージ【通:2 限:2 廉:1 去:12 来:0】[2006:2t(1t) 2005:6t] プリンセスソフト
4パッケージ【通:2 限:2 廉:0 去:2 来:2】[2006:2t(0t) 2005:1t] ピオーネソフト
4パッケージ【通:2 限:2 廉:0 去:- 来:0】[2006:2t(0t) 2005:-t] Abel

3パッケージ【通:2 限:1 廉:0 去:3 来:0】[2006:2t(0t) 2005:2t] yeti(イエティ)
3パッケージ【通:2 限:1 廉:0 去:9 来:0】[2006:2t(0t) 2005:4t(7t)] インターチャンネル
3パッケージ【通:1 限:1 廉:1 去:13 来:2】[2006:1t(1t) 2005:5t(1t)] 角川書店
2パッケージ【通:1 限:1 廉:0 去:- 来:0】[2006:1t(0t) 2005:-t] ARIA
2パッケージ【通:1 限:1 廉:0 去:1 来:4】[2006:1t(0t) 2005:1t] アクアプラス
2パッケージ【通:1 限:1 廉:0 去:- 来:1】[2006:1t(0t) 2005:-t] Sweets
2パッケージ【通:1 限:1 廉:0 去:- 来:0】[2006:1t(0t) 2005:-t] dimple(ディンプル)
1パッケージ【通:1 限:0 廉:0 去:- 来:0】[2006:1t(0t) 2005:-t] エコール
1パッケージ【通:1 限:0 廉:0 去:- 来:0】[2006:1t(0t) 2005:-t] GeneX
1パッケージ【通:1 限:0 廉:0 去:- 来:1】[2006:1t(0t) 2005:0t] サクセス
1パッケージ【通:1 限:0 廉:0 去:- 来:0】[2006:1t(0t) 2005:0t] 有限会社クロン
1パッケージ【通:1 限:0 廉:0 去:- 来:4】[2006:1t(0t) 2005:-t] PROTOTYPE

(備考)
◆サクセスは2004年に『夏少女』を移植していた。 またKIDの自社開発タイトルの廉価版を「SuperLite2000」シリーズで販売している。KID倒産後の廉価版の権利動向は今の所不明。

◆有限会社クロンはその前身のブランド名は千世。その名義の時に『十六夜れんか』を移植しているが、この千世ブランドはこれら移植作の原作PC版メーカーでもある。

◆この他、アクアプラス、ARIAとAbelがそれぞれの関連するPCソフトブランド作品を自社内で移植。

◆エコールといえば『デスクリムゾン』ですが(苦笑)、アーケード版からの移植で言うと自社開発ですけど、
更に原作を追うとTYPE-MOONと渡辺製作所が製作した同人ソフトが原作。


◎上記にないメーカーの2007年の予定タイトル数
 マーベラスインタラクティブ:2タイトル
 Nine'sfox:2タイトル
 メディアワークス:1タイトル
 light:1タイトル


◎上記にない2005年のメーカーとその年に発売したパッケージ数
 データム・ポリスター:3パッケージ(2タイトル)
 TAKUYO:2パッケージ(2タイトル)
 日本一ソフト:2パッケージ(1タイトル)


◎アニメ化した(する)タイトル

(今年発売のタイトルでのアニメ化)
『Canvas2〜虹色のスケッチ〜』
『機神咆吼デモンベイン』
『つよきす〜Mighty Heart〜』
『Soul Link EXTENSION』
『_summer##』『Gift-prism-』
『うたわれるもの−散りゆく者への子守唄−』
『夜明け前より瑠璃色な〜Brighter than dawning blue〜』

(来年発売のタイトルでのアニメ化)
『はぴねす!でらっくす』
『Fate/stay night [Realta Nua]』
『Kanon』
『ひぐらしのなく頃に祭』
『ななついろ★ドロップス』
『Air』

※アニメ化予定から既にアニメが放映されたものまで記載。
※使わないデータもあるけどとりあえずまとめてみました。


 新規移植だけで26タイトルも出たとは結構ビックリですが、その中でも次のビックタイトルが出てます。
『CLANNAD-クラナド-』
『はるのあしおと Step of Spring』
『つよきす〜Mighty Heart〜』
『パルフェ-Chocolat Second Style-』
『メルティブラッド アクトカデンツァ』
『うたわれるもの−散りゆく者への子守唄−』
『夜明け前より瑠璃色な〜Brighter than dawning blue〜』
 ここでの特筆ではTYPE-MOONの同人ゲーム『月姫』を挌闘ゲームにした『メルティブラッド』が移植という出来事や、 以前に発表のあった『うたわれるもの』が発売となった事、そしてそのアクアプラスに続き、 AUGUSTがコンシューマブランド「ARIA」を興しPCでの最新作を移植した事が挙げられるでしょう。 ……延期さえなければ『ひぐらしのなく頃に』と『Fate』もここに含まれたんですけど。


 メーカー・ブランドごとの今年の数字を出してますので少し見てみます。

◆パッケージの種類数での総合第1位は……先日倒産したばかりのKIDです(ってこの記事書いた前日にとうとうサイトが消滅……)。 ほとんど廉価版ですけどそれでも新規タイトルが4パッケージ(2タイトル)という辺りは何とかふんばっていたというか将に突然の手形不渡でだったのか……(涙)。

◆そして第2位はAlchemist。個人的にもプッシュしてました『はるのあしおと』が移植された他、去年の『ショコラ』に続き今年は関連作の『パルフェ』が出てます。 こちらは来年も『ひぐらしのなく頃に祭』が控え、更にTGLとで『この青空に約束を』も移植との事。 またこの冬辺りにでも新しいサプライズが発表されるかどうかに注目です。あと、大きすぎない限定版特典物をお願いします……。デュアルボイスよりもオリジナルをとか。

◆プリンセスソフトは今回の数値では反映してませんが自社開発の新規タイトルが今年だけで2タイトル出てます(1本は12月末発売)。 来年も2タイトル控えているように移植にばかり依存しない方針の様です。

◆第3位のピオーネソフトは中堅どころのタイトルをこれまで移植して隙間を埋めている感じですね、 今年も。GNソフトウェアも似たい傾向ですが、 今年後半以降の新規参入ブランド増加で移植するタイトルの獲得競争を激化させそうです。

◆角川書店の場合は『Canvas2』をリリースした他『Fate』も今年予定してましたが、 これらはいずれも同社のコミック誌『少年エース』連載のもの。 また以前にも『ダ・カーポ』 『シャッフル!』を移植してましたようにコミカライズ等の権利を得た作品を手掛けてきてます。 そういう意味では結構手札が多いかもしれないです。

◆アクアプラスは『うたわれるもの』に続き自社のPCブランド「Leaf」の作品の移植が来年も行われる様です。 その中には『痕』も控えてますね。

◆プロトタイプは発足後に発表したタイトルの内今年出たのは1本。来年に4本が控えてます。 ただ……『智代アフター』は新規移植ですが、 この先に予定されているものは名作揃いとは言え、 以前インターチャンネルよりPS2でリリースされたタイトルばかりでやや新鮮味に欠けます。

◆その他に付いては……ARIAのように1タイトルだけの移植だったりこの先の予定が未定だったりですから、 今後の雑誌などでの発表を待つしかないですね。 とにかくプロトタイプを含め今年は移植を手がける新規参入ブランドが急増してます。


 2007年は『FateFate/stay night [Realta Nua]』 『ひぐらしのなく頃に祭』 という大型タイトルが早々に控えてます(発売日はいつ確定だろ)。 更には『この青空に約束を- 〜melody of the sun and sea〜』や『群青の空を越えて』 『ななついろ★ドロップス』もありますけど、 今年がそうであったように来年もきっとまだ何かがあるはずです(一喜一憂する事もあるけど)。
 良いサプライズがある事を枕元にお願いしつつ新年を迎えたいですね。

(12/16 0:55  12/16 22:30 去年発売のパッケージ数を追記)

(12/16 23:50 メーカー別でタイトル数のデータを追記)